MSN産経ニュース
広島県呉市在住の著者は幼い頃から手紙を書きまくり、やがて普通の主婦となり、出産するが、子供たちは3人とも障害を持って生まれてきた。「母から子への手紙」コンテストに応募し、大賞を受賞した著者は、作家の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんから「この人は、書くことで、強く生きている」と評され、「長いのを書いてみたら」と勧められる。そして本書が生まれるが、出版社は倒産。しかし今回、縁あって文庫化が実現した。「幸せ」とは何かが、あくまでもユーモラスな筆致で綴(つづ)られている。(新潮文庫・380円)
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