2011年12月31日土曜日

漫画偏愛主義 発達障害の生きづらさが涙を誘う プロチチ

朝日新聞 
ひと言で言うと、育児漫画だ。しかし、育てるのはママではなく、専業パパであるという点が多くの育児漫画と違う。アスペルガー症候群の男性・直が、編集者として働く妻・花歩(かほ)との間にできた一人息子・太郎を、専業パパとして育てる日々を描いている。著者の逢坂は来年でデビュー30年。彼女の代表作「永遠の野原」「ベル・エポック」などと青春をともに過ごしてきた私にとって、彼女は常に私の一歩先をゆく、先輩のような、ちょっと見上げるような存在である。実生活でも、彼女は1男の母と聞く。これを男性誌「イブニング」に掲載してくれてありがとう。世の男性たちに、育児の大変さと、アスペルガーの生きにくさを身近に教えてくれて。逢坂でなくてはこの真実をコメディータッチで描くことはできなかっただろう。続巻が待たれる作品である。

発達障害児支援へ託児所開設 今治・伊藤さん  愛媛

愛媛新聞 
発達障害がある子どもや親をサポートしようと、今治市郷本町3丁目で英会話教室を営む伊藤恵美子さん(36)が託児所「ピヨ・ピヨ」を開設し、障害の有無にかかわらず利用できる居場所づくりを進めている。個性を伸ばすツールとして英会話を取り入れており、伊藤さんは「子どもたちの将来の選択肢を広げる一助になればいい」と話している。 開設は11年5月で、特別支援学校で指導経験があるスタッフ2人が対応。併設する英会話教室を活用し、おもちゃや絵本などで英語に触れる試みを進めている。

学習会:障害者と健常者、分け隔てない教育を--来月7日 北海道 ‎

毎日新聞 
障害者が健常者と分け隔てなく一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」の実現を目指す学習会が、1月7日午後1時から、札幌市中央区南3西12の道教育会館で開かれる。当事者や保護者、教育関係者らのシンポジウムもあり、実現に向けた課題などを話し合う。市民団体「インクルネットほっかいどう」(山崎恵代表)が結成1周年を記念して企画した。8月の障害者基本法改正でインクルーシブ教育推進への配慮が盛り込まれた背景について、内閣府障がい者制度改革推進会議のメンバーを務めた「ピープルファースト北海道」の土本秋夫代表が報告する。

2011年12月30日金曜日

大橋製作所の障害年金横領:損賠訴訟が和解 奈良 ‎

毎日新聞 
障害基礎年金を横領されたなどとして、家具製造販売会社「大橋製作所」(広陵町、破産)の元従業員10人が、国や元社長(46)に損害賠償を求めた訴訟で、奈良地裁(一谷好文裁判長)は28日、元社長らに請求通り約2億1200万円の支払いを命じた。行政側とは再発防止に努めるとする内容の和解が成立した。和解は、横領行為が障害者虐待であることを確認▽相互の連携強化▽働いている障害者の虐待情報を関係機関が共有する「権利擁護通報システム」の的確な運用-などの条項が盛り込まれ、行政側が再発防止に努力するとした。

児童ら餅つきぺったん‎ 山口

読売新聞 
下関市山田の知的障害者支援施設「王司山田園」と同市王司地区の子ども会は27日、王司山田園で餅つき大会を行った。施設利用者や小学生ら約100人が参加。協力しながら、蒸したもち米をきねや棒でついた。餅はぜんざいにして食べたほか、参加者が持ち帰った。同市小野の特別養護老人ホーム「フェニックス」でも26日、利用者や職員ら約50人が参加して、餅つき会が行われた。

障害者カフェ 尾道2店目  広島

中国新聞 
障害者の就労支援をするNPO法人スーリール(広島市南区)の尾道事業所が、尾道市久保に市内2店目となるカフェギャラリーを開店した。障害者と住民の交流を深める。尾道本通り商店街近くにある木造2階建ての空き家の1階部分約40平方メートルを改装し、11月下旬に開いた。尾道の郷土玩具である田面船(たのもぶね)の制作場所だったことにちなみ、「かふぇ田面船」と名付けた。

ゆいま~る食堂「遊夢」 ‎ 東京

多摩ニュータウンタイムズ 
ゆいま~る聖ヶ丘1階に12月15日オープン。運営はNPO法人多摩草むらの会。1997年に発足し、障がいがある若者の就労と自立を支援してきた。寒天茶房「遊夢」、雑貨「夢うさぎ」など店舗の他、パソコン教室なども運営、八王子の農園「夢畑」では減農薬有機野菜やシイタケを栽培。「おいしく、安心、安全、ヘルシーな食を提供したい」との思いから、食材には気を使う。自家栽培を中心に、北海道、長野、山梨など連携農家から提供される減農薬野菜を使って、野菜たっぷりの家庭的な料理に。営業時間8時~20時(L・O19時)年中無休

2011年12月29日木曜日

知的障害男性押さえつけ死亡 施設職員4人に略式命令 大阪‎

MSN産経ニュース 
東大阪市東鴻池町の障害者福祉施設「クリエイティブハウスパンジー」で平成21年11月、暴れる知的障害者の男性を押さえつけ、誤って死亡させたとして、東大阪区検は当時の職員4人を業務上過失致死罪で略式起訴し、東大阪簡裁が今月5日付で罰金70万~50万円の略式命令を出していたことが28日分かった。起訴状によると、4人は21年11月8日午後0時半ごろ、興奮状態で暴れ続ける男性を作業室の布団の上にうつぶせに倒し、頭や背中などを押さえつけて窒息させ、搬送先の病院で死亡させたとしている。

知的障害者窃盗、保護観察付き判決確定‎ 福岡

読売新聞 
耳が不自由で言葉が話せず、重度の知的障害がある男性(64)が窃盗罪などに問われた裁判で、福岡高検は28日、社会福祉法人の支援を受けた更生状況を評価して1審の実刑判決を破棄し、懲役10月、保護観察付き執行猶予5年の有罪とした福岡高裁判決について、「適切な上告理由を見いだすのは困難」として上告を断念した。男性は過去に窃盗罪などで19回の有罪判決を受けて20年以上服役。控訴審で弁護側は「男性は障害が原因で盗みを繰り返しており、刑務所よりも福祉による更生が必要」と主張していた。

2011年12月28日水曜日

入賞の常岡さんの絵、カレンダーに 障害者団体のデザインコンクール‎ 福岡

西日本新聞 
福津市手光の障害者通所施設「福間サンテラス」に通う常岡日登美さんの絵画「FUJISAN」が、全国の障害者小規模作業所などでつくる団体「きょうされん」(本部・東京)のグッズデザインコンクール・カレンダー部門で入賞した。県内で唯一、同団体のオリジナル卓上カレンダーの絵に採用され、全国で販売されている。「FUJISAN」は輝く太陽の下、富士山がふもとの湖面に鏡に映るように見える様子をマジックで表現。太陽を下方に描いた独創性と大胆な色使いなどが評価され、7月の絵に選ばれた。

2011年12月27日火曜日

脳性まひの小児科医・熊谷晋一郎さんインタビュー全文(5)発達障害、研究範囲広げる

読売新聞
取り組んでいるのは発達障害の当事者研究です。実験するのではなく、発達障害の当事者の語りを私が聞き取り、その障害がどんなものなのかを理論化し、従来の概念にとらわれず、定義し直す研究です。アスペルガー症候群は自閉症の一種で、私が関心を持つ「見えない障害」です。従来の医学上の定義では、コミュニケーションの障害とか、社会性の障害とされていますが、これはおかしいと思います。コミュニケーションは複数の人で交わされるのに、すれ違いを一方のせいにしているからです。もちろん本人の特性もありますが、例えば、日本人と米国人が何かの問題で対立した時に、どちらか一方のせいにできないのと同じことです。

目撃者いるのに…支援学級教諭の「行きすぎた指導」奈良市教委、体罰と認めず

MSN産経ニュース 
奈良市立小学校の特別支援学級の男児が元担任の男性教諭から暴行を受けたとして、男児の保護者から市教委に相談があり、暴行を目撃した教諭がいたにもかかわらず、市教委が「体罰や暴力ではなかった」と保護者に報告していたことが26日、わかった。市教委によると、当時の校長ら学校側が提出した報告書では、元担任が昨年5月、休み時間の教室で、男児が別の児童に筆記用具を投げつけたことを注意した際、この男児からほおをたたかれるなどしたため、足を払ったとしていた。しかし、男児の保護者は、男児が注意された際に元担任に顔を殴られ、体を蹴られたと市教委に相談。別の教諭も元担任の暴行を認めた。市教委は「行きすぎた指導はあった」として当時の校長や元担任を指導したものの、「体罰や暴力ではなかった」と保護者に報告してい

町議会、県教育長に撤回求め意見書 北谷高、フューチャースクール併設案 沖縄

琉球新報 
北谷町議会の宮里友常議長ら町議8人は26日、県教育庁に大城浩県教育長を訪ね、高校編成整備計画素案で、北谷高校に不登校経験や発達障がいのある生徒の学び直しのためのフューチャースクールを併設する再編案の撤回を求める意見書を手渡した。宮里議長は学び直しの意義に理解を示しながらも「普通科が減ると、庁内の子の学びの場が減るのではないか」と懸念を示した。他の議員も「不登校や発達障がいの子への支援は地域で体制をつくるべき」など意見を述べた。

足利の「もあっと企画」 障害者アートを身近に 飲食店で展示‎ 群馬

下野新聞
山川町の社会福祉士赤坂誠さん(36)を中心とする市民団体「もあっと企画」は、障害者アートを市内の店舗などに展示する活動を行っている。自由な発想の生き生きとした作品を身近な場所に飾り市民の交流に役立てようと、樺崎町の知的障害者更生施設「ルンビニー園」園生の作品を市内3カ所に展示している。赤坂さんは数年前に障害者アートと出合い、「心にぐっとくるものがある」と、とりこになったという。現在は朝倉町の「カフェ・ド・プルメリア」をはじめ、市内3店舗に展示している。店側から展示料をもらい制作者に還元する仕組みや、来場者が飽きないよう数カ月ごとに作品を入れ替える工夫も凝らした。

2011年12月26日月曜日

古川支援学校の生徒バッジ、「障がいあり」の文字削除へ‎ 宮城

朝日新聞 
宮城県大崎市の県立古川支援学校の児童・生徒が「障がいがあります」の文字入りバッジを着け始めて、4年目に入った。「安心して社会参加できるように」と願って周知に努めてきたPTAは、これまでの活動の成果をバネに、文字を抜いたバッジの導入に歩を進める。支援学校には、小中学部と高等部に計約160人が通う。子どもたちに知的ハンディがあることを知らせる「ハートバッチ」をPTAが作り、一部の児童・生徒が2008年秋に着け始めた。08年末にはバッジの意味を訴える「バッチグー大作戦」に取りかかった。遠藤会長は新バッジについて「我々の運動の一過程。バッジが要らなくなる社会を目指すには『障害児ならこんな振る舞いをする』と分かってもらうことが必要です。

『それぞれの歩幅で』 発達支援の現状一望‎

琉球新報 
本書は今年11月まで全69回にわたり連載された琉球新報の記事をもとに、新たに取材した分を加え新書になった。取材班の記者たちが問題の切実さを知るほど、自らの理解を深めたいという熱意に駆られ、当事者や保護者、教育・医療・福祉各方面の支援者たちに幅広く聴き取りを進め、問題点をよくまとめた。乳幼児期、学童期、思春期、青年期の4部構成から成る。この1冊で沖縄県内の「発達障がい」を取り巻く現状が一望できる。発達支援の後進県と呼ばれた本県でも、数年前に比べれば対応の模索は確実に前進した。とはいえ、なお課題は大きい。

発達障害児成長手助け 木城・NPO法人施設が完成‎ 宮崎

宮崎日日新聞 
木城町石河内で、発達障害児らの早期療育を行う児童デイサービスを運営するNPO法人ふぁむ・ふぁーむ(渡辺ゆきこ代表)は、発達障害児の日中一時預かり施設「ひこうせん」を同町川原にオープンした。発達障害のある通信高校生の学習を支援するクラスも同時に開設。子どもたちの成長を促し、社会性を身に付けてもらう拠点を目指す。同施設は郊外の古い一軒家を改装して20日に完成。小中学生には平日午後や土曜日、春夏の長期休みに利用してもらい、運動や料理体験、宿題を支援する。小中学生の利用がない平日午前中は、通信制高校の生徒を対象にクラスを実施。教員免許を持つ専門スタッフが学習指導に当たる。

障害のある子らの絵をカレンダーに  鹿児島

朝日新聞 
勢いよく引かれた鮮やかな青や緑の線。黄色の背景に浮かぶ茶の馬。自閉症やダウン症の子どもたちが自由に描いた絵がカレンダーになった。作ったのは南九州市川辺町田部田で手作り品を受託販売している「店遊び 萌(もえ)」。絵を描いたのは、鹿児島市と南さつま市加世田にある美術教室「ピカソ」に通う子どもたちだ。「子どもたちの絵は純朴で、訴えるものがある」と萌の諏訪園浩社長(51)。「萌」で開いているカフェのギャラリースペースで展示したところ、「買いたい」という客が多かったことから、2005年にカレンダー作りを始めた。カレンダーは4月始まり。1部千円で、1500部の限定販売。売り上げの一部はピカソでの画材代になる。

2011歳末点描:7万個の光の贈り物 みやこ町「錦陵の苑」 福岡‎

毎日新聞 
みやこ町節丸の身体・知的障害者支援施設「錦陵の苑」(楠野宣機施設長、入所者51人)を彩る7万個の美しいイルミネーションが話題になっている。開設20年を記念して、自宅を豪華に電飾することで知られる行橋市行事のアパート経営、松下挙(のぼる)さん(69)に飾り付けを依頼した。松下さんは今年は自宅の電飾はせず、錦陵の苑に専念。鉄筋コンクリート平屋の施設建物(1748平方メートル)の正面玄関を中心に、隣接の通所施設まで壁と屋根を50メートルにわたってナイアガラの滝のようにデザインした。28日まで午後6~9時に点灯している。

2011年12月25日日曜日

障害児の親向けに談話スペースがオープン 佐賀

佐賀新聞 
唐津市障害者福祉会館(同市栄町)で開かれている、心身に障害のある未就学児向けデイサービス「あゆみ教室」に、子育ての不安を保護者が語り合う交流広場「きらきら」が開設された。障害児を育てた経験を持つ先輩に相談したり、専門スタッフによる医療、福祉面の支援についてアドバイスが受けられる。開設時間は同教室終了後の午後3時半~5時。対象は障害があったり、発達に心配のある子どもを育てる保護者で、療育手帳を持っていなくても利用できる。

知的障害者絵画展造形力豊かな31点 ‎ 富山

読売新聞 
知的障害を持つアーティストたちのグループ「ワークショップKAI=KAI」の絵画展「B・O・B」が、富山市桜町の元麻布ギャラリー富山で開かれている。「アール・ブリュット(生(き)の芸術)」と呼ばれる、正規の美術教育を受けていない人々の制作活動を支援するNPO「障害者アート支援工房ココペリ」(射水市)の主催。県立高岡支援学校美術部の卒業生らでつくるKAI=KAIは、同校で教える日本画家・米田昌功さんの指導で4年前から毎年絵画展を開いており、今回は8人の31点を展示。25日まで。

市民後見人養成講座に高まる関心 北海道

釧路新聞 
釧路市が主催する、市民後見人の養成講座が熱を帯びている。市民後見人は、認知症や知的障害を持ち判断能力が低下した人の財産管理や身上監護などの成年後見制度を一般市民が担うもので、高齢化で需要の増加が見込まれている。10月から来年3月まで全7回の講座は22日現在、4回までを終了。受講者約50人は現在、実際に後見人を必要とする人を訪問し、申し立て書類作りに奮闘している。

お遍路さんに手作り土産/さぬきの障害者ら  香川

四国新聞 
遍路旅の思い出にどうぞ―。香川県さぬき市の障害者団体「たんぽぽの風企画」(石原龍仁代表)が地元のお年寄りで組織するグループらと協力し、歩き遍路に欠かせない金剛杖(づえ)を模した竹製のミニ金剛杖と、折り紙で作ったミニすげがさをセットにしたお土産作りに取り組んでいる。たんぽぽの風企画は、昨年5月から旧志度小学校末分校(同市末)の施設を拠点に、障害者の自立や就労支援を目的とした活動を展開。商品名は「杖のあと」で、来年1月中旬から市内2カ所で販売を始める予定。

2011年12月24日土曜日

特別支援校「最優先に除染」 森田知事 千葉 ‎

千葉日報 
森田健作知事は22日の定例記者会見で、除染作業を国負担で行う前提となる「汚染状況重点調査地域」に柏市など県内9市が指定されたのを受け、「県では重点地域内の県立学校を優先し、特に県立特別支援学校を最優先に除染を進める」との方針を示した。除染のための測定を来年1月10日から開始する予定。環境省の汚染状況重点調査地域には柏市のほか、松戸、野田、佐倉、流山、我孫子、鎌ケ谷、印西、白井の各市が指定された。

三重中京大跡地:松阪市、特別支援学校誘致の方針 三重 ‎

毎日新聞 
松阪市は22日、13年3月に閉校する学校法人・梅村学園の三重中京大(同市久保町)の跡地に県立特別支援学校を誘致するため県教委に働き掛けていく方針を明らかにした。市によると、梅村学園の常任理事会も「公的教育機関が望ましい」として建設を了承しているという。市では特別支援学級に在籍する児童・生徒が増加傾向にあり、現在は市外の県立玉城わかば学園(玉城町)に85人が通学している。片道2時間をかけて通う子供もいて、市民に中核的役割を担う特別支援学校の整備を求める声が強いという。

施設応援へ芸術家46人出品  広島

中国新聞 
福山市水呑町の知的障害児施設「福山六方学園」の運営を支援するチャリティー作品展が23日、同市東桜町のアイネスフクヤマで始まった。25日まで。学園を支える会の会長を務める書家の田中蘆雪(ろせつ)さん(83)の呼び掛けに応じた地元の芸術家46人の作品約250点を展示、販売している。田中さんの書や来年のえとの竜を描いた水墨画などが並ぶ。収益は同学園に寄付する。

季節の風景描く 障害者らがカレンダー作製 兵庫

神戸新聞 
障害者の地域活動支援センター「のぞみ」(兵庫県三田市波豆川)で、通所者が描いた絵を掲載したカレンダーが完成した。知的障害がある13人が、個性あふれる筆致で毎月の風景画を描き、季節感を演出。中町の「のぞみショップ」で販売している。カレンダーは、通所者らが絵を描いた衣類や小物が人気だったため、2002年から制作を始めた。10回目の今年は、布地にアクリルで描いた絵の中から毎月の12枚分と裏表紙を選び、写真に撮影してとじ込んだ。A3判とA4判の2種類で、60部と80部作製。それぞれ1300円、1000円で販売する。

2011年12月23日金曜日

幼児期の亜鉛欠乏:自閉症スペクトラム障害との関連 ‎

Nature Asia 
自閉症スペクトラム障害の発症機序の解明と有効な治療は、今日における挑戦的課題の1つである。本研究では、自閉症の子ども1,967人(男児1,553人、女児414人)を対象に頭髪の亜鉛濃度を調査し、亜鉛欠乏との間に注目すべき関連性があることを示す。以上の知見は、幼児期の亜鉛欠乏が、自閉症の発症にエピジェネティックに関与する可能性と、栄養学的な取り組みによって、その治療と予防に対して新たな希望がもたらされる可能性を示唆している。

知的障害の生徒に技能検定  広島

読売新聞 
知的障害がある特別支援学校生の就職を支援しようと、広島県が今年度、独自の技能検定を導入した。東京都に次いで全国2番目で、保護者らの期待を集めている。検定は、モップがけや窓ふきなど清掃と、喫茶店での接客の2分野で実施。技術だけでなく、身だしなみやあいさつも審査対象で、1~10級で評価する。生徒は高等部在学中なら、何度でも受け直せる。企業から「どんな仕事がどの程度できるか、見極めにくい」との声もあったため、県が生徒の技能を客観的に評価し、「お墨付き」を与えることにした。県教委の山下睦子・特別支援教育課長は「認定を受けることで、生徒にやる気や自信が生まれる」と期待する。来年度は、ワープロ、流通・物流、食品加工の3分野でも検定を実施する予定だ。

手すきはがき:名称「まごころ」に決まる 大分

毎日新聞 
佐伯市の障害福祉サービス事業所、さつき園中江に通う知的障害者が作る紙パック手すきはがきの名前が「まごころ」に決まった。ハート型のかわいい顔のキャラクターも決まり、20枚480円で売り込みをかける。名前は久保田貞二さん、キャラクターは小野里子さんと、いずれも通所者の作品。約20年の伝統。設備が不十分だった昨年までは1日数十枚しか作れなかったが、日本財団の助成で道具をそろえた4月以降、従来の約10倍の400~500枚に。約20人の利用者が作業に携わる。

旭川荘アートギャラリー:障害者らの感性豊かな97点 岡山 ‎

毎日新聞 
障害者らの芸術作品を集めた「旭川荘アートギャラリー開設記念第2回特別展」が北区祇園の社会福祉法人・旭川荘で開かれている。来年1月31日まで。芸術を通じた交流の場を目指し、ギャラリーは昨年11月にオープンした。特別展には、大胆な色彩の絵画や書など感性豊かな作品97点が並ぶ。作品は、正規の芸術教育を受けていない障害者らが生み出す「アウトサイダーアート」としても注目され、これまでに県内外から約2500人が来館した。来館者と利用者との交流も生まれているという。

福祉事業所の移動車、23日に始動 コロッケなど販売  佐賀

佐賀新聞 
障害者の職業訓練や就労支援を目的に、食品加工販売などを手掛ける「まる工房」(佐賀市)が、新たに移動販売車を走らせる。昨年4月の事業開始から委託販売を続けてきたが、直接消費者に届けることでリピーターを確保するとともに、利用者が実体験を積む場を増やす狙い。23日、佐賀市兵庫南のアロマセラピーサロンの3周年記念イベントに参加して“始動”する。フライヤーや冷蔵庫、冷凍庫を備えた軽トラックにスタッフと利用者2人が乗り込み、手作りのオレンジソースや漬物などを運ぶ。おからコロッケやおからドーナツはその場で揚げて提供。委託販売では分かりづらかった消費者の反応を間近で感じ、今後の商品開発につなげる。 23日のイベントは午後1時から兵庫南の「viss」

2011年12月22日木曜日

ごうぎんの障害者事業所5年目  島根

朝日新聞 
障害者が地域で自立して生きていくモデルをつくろうと、山陰合同銀行(松江市)が始めた事業所「ごうぎんチャレンジドまつえ」が、5年目に入っている。当初6人だった障害者は3倍以上に増え、地道な活動は定着しつつある。知的障害がある10代後半から50代の計20人が月~金曜日に、1日6時間ずつ働いている。給料は手取りで月約8万円。障害者個人の障害基礎年金を合わせると15万円ほどになり、月5万円程度の利用料がかかるグループホーム(援助施設)などで暮らせる計算になるという。パート社員だが健康保険や厚生年金、雇用保険も備わっている。仕事は社員の名刺印刷やパソコンを使った伝票づくりをはじめ、週2回は絵の先生の指導で水彩画を描く。絵は銀行オリジナルのエコバッグやカレンダー、通帳ケースなどのPR品に使われている。

ニュースUP:「しつけ」で娘死なせた母の手紙「声聞きたい」にじむ愛 ‎

毎日新聞 
知的障害のある16歳の長女を死亡させたとして、逮捕監禁致死の罪に問われた岡山市北区の無職、清原陽子被告は先月、岡山地裁で実刑判決を受けた。だが、清原被告は法廷で一言も語らなかった。なぜ、長女を死なせてしまったのか。なぜ、事件を防げなかったのか。答えを探し求めるうちに、被告が書いた手紙の存在を知った。

障害者施設入所者暴行:準強姦の元職員に懲役3年6月判決 埼玉

毎日新聞 
知的障害者施設で入所の女性に性的暴行を加えたとして準強姦(ごうかん)罪に問われた熊谷市玉井、元施設職員、田口寛敏被告に対する判決公判で、さいたま地裁熊谷支部(栗田健一裁判長)は20日、懲役3年6月(求刑・懲役5年)を言い渡した。「被害者の知的障害につけこんだ悪質きわまりない犯行。障害者の権利を守るべき立場にありながら被害者を都合よく利用し、自己中心的な動機に酌量の余地はまったくない。社会的影響も看過できず、被告の刑事責任は重い」と量刑の理由を述べた。

親亡き後の障害者の生活、弁護士らが支援組織 山口

宇部日報 
障害を持つ子の親や家族にとって最大の悩みは、親が他界した後、子の生活をどう支えるか。親が年を重ねるごとに悩みが深刻化する中、宇部市内の弁護士、司法書士、行政書士、税理士など専門知識と経験を有する10人が「うべ障害者支援士業ネットワーク」を結成した。成年後見、財産管理、相続などの課題について、継続的な支援を展開する。来年1月14日には「親亡き後の不安を軽減するために」をテーマにした、市障害者支援者交流の集いを市と共に開催。春には支援ガイドブックを発行する。

県立高等養護学校入試で出題ミス 滋賀 ‎

MSN産経ニュース 
県教委は20日、今月10日に実施した県立高等養護学校の入学試験で出題ミスがあったと発表した。数学の問題の解答欄で、「番目」とするところを「段目」と誤って記載していた。県立高等養護学校は長浜市と甲賀市の県内2カ所にあり、計79人が受験したが、この問題は全員正解とした。合否への影響はないという。

空き店舗、障害者の働く場に再生  岐阜

朝日新聞 
大垣市中心部の郭町商店街の空き店舗に、障害者が働く作業所と販売所がオープンした。商店街の活性化や障害者が働く環境を整えることで、障害者への理解を広げようと考えたという。作業所の名前は「OKB工房」で、障害者の雇用を進めている大垣共立銀行が運営する。広さは約132平方メートル。特別支援学校を卒業し、今年4月に入行した職員4人が、鉛筆の袋詰めや紙フラワーなど、同銀行のサービス品や営業店の装飾品などをつくる。

障がい者人材紹介事業:一宮の派遣会社が始める 愛知 ‎

毎日新聞 
一宮市の人材派遣会社「アバンセコーポレーション」が、障害者の就労を支援する「障がい者人材紹介事業」を12月から始めた。事業は、障害者と企業が同社に登録(無料)してもらう。障害者は資格や技術などを、企業側は男女や必要とする人材をエントリーシートに記入する。お互いのシート内容が一致すれば、同社が企業に紹介する。就労にあたり、同社は障害者が仕事に慣れるまで数カ月間をサポートする。また、企業が障害者を雇うにあたり必要な助成金申請代行なども同社が行う。

「森の学校」カレンダー:人気 障害者支援NPO製作 手作りの温かさ伝わる 福岡

毎日新聞 
豊前市上川底で廃校舎を活用して障害者支援施設(就労継続支援B型)を運営するNPO法人「森の学校」=舟橋慎一郎理事長=が初めて作った来年のカレンダー(B4判、800円)が人気だ。500部作ったが既に350部が売れ、卓上版は既に完売。月めくりカレンダーを太い毛糸で廃材にくくりつけ、手作りならではの温かさが伝わってくる。

2011年12月21日水曜日

発達障害者の雇用と助成金活用:起業ABC ‎

J-Net2 
Q:当社では、カタログの封入や発送の業務で、自閉症などの発達障害のある方を雇い入れようと考えています。採用後は、その方が意欲的に働けるよう、社内でも十分な配慮をしていくつもりですが、そういった会社が受給できる助成金はありますか?

A:「発達障害者雇用開発助成金」をご紹介します。発達障害者の雇用を促進し、職業生活上の課題を把握するため、発達障害者をハローワークの職業紹介により雇い入れる事業主に対して助成金が支給されるものです。

あっぱれ!おかやま:おかやまSASA 岡山 ‎

毎日新聞 
自閉症の兄や姉を持つ20代の女性らが今年4月、自閉症者の家族を支援するグループ「おかやまSASA」を立ち上げた。代表の山田陽子さんと、大学院時代に出会った川崎医療福祉大講師の沢田早苗さんら3人が設立メンバーだ。「自閉症の特性についてじっくり学ぶ機会を」と、保護者向けの講座を総社市で開き、小さな輪を広げている。「気軽に参加できるように」と、SASAのホームページに「きょうだい☆ステーション」という会員制の掲示板を開設した。現在4人が登録し、お茶を囲んだ集まりでは仕事や将来の話に花を咲かせた。

葉ボタン:養護学校生徒たち、独居のお年寄りに 滋賀 ‎

毎日新聞 
県立甲良養護学校(甲良町)の高等部1年の生徒たちが、学校農園で育てた葉ボタンの鉢植えを学校近くの同町金屋、池寺の独り暮らしのお年寄り14人にプレゼントした。同校は農業の体験学習に力を入れ、花などは地域のお年寄りに配ったり販売もしている。葉ボタンは1年生が協力して育て、紅白の2株をプランターに植え変えて準備した。

すごい!プチプチアート

日経ウーマンオンライン 
大阪にある知的障害者施設「西淡路希望の家」の職員の方からご連絡いただきました。こちらの施設では「美術部」があり、積極的に公募展に出品したり、ギャラリーなどでの展示されているとのこと。その活動の中で、なんとプチプチを使った作品が入選され、現在、アーツ千代田で開催されている「ポコラート展」で展示されているということで!!昨日、見に行ってきました。

2011年12月20日火曜日

農園を交流の場に 学生と知的障害者ら 兵庫

神戸新聞 
関西福祉大学(赤穂市新田)の学生や知的障害者、農家ら約50人が、共同で地産地消などを進める「とらいあんぐる農園」を、赤穂市尾崎に開園した。障害者らが生き生きと交流する居場所づくりも狙いの一つで、「新しいつながりを生みたい」と張り切っている。来春には初めての収穫期を迎え、新鮮な野菜を市内の商店街などで販売する予定という。同大社会福祉学部・溝端剛教授のゼミなどが企画した。学生らはこれまでにも地元商店街の空き店舗で地場産野菜を販売しており、障害者とともにさらに活動の幅を広げようと、遊休地となっていた農地5アールを借り受けた。

障害者と高齢者の共生施設開所  富山

北日本放送 
障害者と高齢者の福祉サービスを同じ敷地内で日中も夜間もトータルで請け負う県内初の共生施設が19日朝日町に開所しました。 朝日町に開所したのは富山型共生の里「あさひ」で、19日は開所式が行われました。 この富山型共生の里あさひは、年を取っても、障害があっても住み慣れた地域で支えあい住み続けることを目指して作られ、敷地内には、認知症の高齢者が日中通う介護通所施設と、暮らすことができる入所施設、そして知的障害者が入所する施設の3つが完成しました。

高齢者や障害者の手作り品販売  岡山

山陽新聞 
岡山市内の高齢者や障害者の手作り作品を販売するフェア(同市社会福祉協議会主催)が19日、同市役所1階市民ホールで始まった。福祉の店「元気の輪」(市社協運営、北区表町)に参加の17施設を利用している障害20+ 件者と在宅の高齢者が、食料品をはじめ、備前焼、ニット帽、正月用の寄せ植えなど計約3万点を出品。東日本大震災の復興支援として、東北や関東の障害者施設の商品を販売するコーナーもあり、訪れた人が熱心に品定めしている。21日まで。

特別支援学校の児童・生徒の891点 県庁でハートフルアート展 群馬

東京新聞 
県内の国公私立の特別支援学校全二十一校の児童・生徒が制作した美術作品を集めた「ハートフルアート展」が県庁で開かれている。県教育委員会と県特別支援学校文化連盟の主催で、十七回目。十七、十八日は、見学者と作品作りで交流するワークショップも開かれた。「超かんたん紙工作」では二つ折りした画用紙に、フェルトペンで自由にトーテムポールを描いていた。展示は二十日まで。

2011年12月19日月曜日

アートのちから展:障害者30人の絵や書60点展示 岐阜

毎日新聞 
各務原市中央図書館で第1回障がい者アート作品展「アートのちから展」が開かれている。ハッとするような大胆な構図や色使いが、プロの作品とは違う味わいを感じさせ、訪れた市民を楽しませている。市内の福祉施設などで働きながら創作活動をしている障害者30人の絵画、書、陶芸、版画など約60点を展示。海外でも評判を集めている書もあり、優しさが伝わる絵画や大胆な書、繊細な鉛筆画など、枠にとらわれない作品ばかり。作品展に賛同する市内在住のプロのアーティスト6人の作品も展示されており、それぞれの作品から受ける印象の違いを感じ取るのも楽しい。21日まで。

エイサー:沖縄文化を横須賀に 伝統舞踊の団体、障害児らに初披露 神奈川 ‎

毎日新聞 
横須賀市在住の青年らが中心となり、旧盆に先祖を送る沖縄県の伝統舞踊、エイサーの団体「儀間(ぎま)神奈川會(かい)」を結成した。同県読谷村で先祖代々受け継がれる形を継承し、本格派を目指す。結成は東日本大震災の前日。9カ月を経て、17日に市立総合福祉会館(同市本町2)で開かれたチャリティークリスマス会で知的障害児や自閉症の子供らを前に初演舞を披露した。メンバーは沖縄の文化を横須賀に広めたいと情熱を注いでいる。

2011年12月18日日曜日

容疑者「知的障害」と通知 要請受け大阪地裁  大阪

47NEWS 
大阪府警に窃盗容疑で11月に逮捕された男性に知的障害があると、大阪地裁が国選弁護人を選任する際、候補者を指名する日本司法支援センター(法テラス)に知らせていたことが17日、分かった。知的障害者は取調官に迎合しやすく、うその自白をしてしまう問題も過去に発生。事前の情報提供で、障害の特性に精通した弁護士の選任が可能になった。日弁連や法テラスによると、こうした通知は全国初とみられる。

学べる玩具で障害者支援 姫路の団体、50種類を手作り30年 兵庫

朝日新聞 
障害児の学びに役立ててもらおうと、手作りのおもちゃを作る兵庫県姫路市のボランティア団体「かめのこグループ」(山下加代子代表)が地域づくりに貢献した団体と個人を表彰する県の「ひょうご県民ボランタリー活動賞」を受賞した。その名の通り、メンバーはカメの歩みのように地道に30年間、布で子どもへの思いを包んだ温かみのあるおもちゃを作り続けてきた。

障害者手作りの陶器や焼き菓子など展示 浜松・東区で販売イベント 静岡

中日新聞 
知的障害者の通所支援施設「青葉の家」(浜松市北区根洗町)の利用者が作った陶芸作品や焼き菓子などの展示販売イベントが16日、東区有玉北町の四季彩堂・有玉本店で始まった。食器類やサンタクロースをかたどった置物をはじめ、クッキーやシフォンケーキなどが並ぶ。障害者への理解や同施設の活動を知ってもらおうと、2年前から続けている。18日まで。

2011年12月17日土曜日

大人の発達障害、増える相談 社会に出て気づく人も ‎

日本経済新聞 
大人の発達障害の相談が増えている。病院の専門外来に受診希望者があふれ、自治体の支援センターにも相談が相次ぐ。症状が多様なため見過ごされがちで、他人とのコミュニケーションが苦手なことから、社会人になって人間関係の悩みを抱え障害に気付くケースが多い。治療や支援で解決できる問題もあり、国の就労支援や、当事者同士が集まって会話を訓練する場といった支援も広がっている。

障害者施設運営のNPO法人が補助金不正受給 長野

読売新聞 
長野県松本市で障害者就労継続支援施設を運営するNPO法人「四炎(しえん)」(西村四郎理事長)が補助金を不正に受給していたとして、長野県は15日、補助金の交付決定を取り消し、全額の約1800万円の返還を求めたと発表した。発表によると、同NPO法人は2009年7月、西村理事長が取締役を務める業者と豆腐製造設備を900万円で購入する売買契約を締結。同年11月に既に購入した豆腐製造設備の代金と建物の改修費用を含めた1800万円の補助金の交付を県に申請した。10年1月に工事費用から豆腐製造設備の費用を除外する変更契約をしたが県に報告せず、同年3月に補助金約1800万円を受けていた。設備の購入代金の一部を分割払いし、補助金を他の用途に流用したとしている。

障害者が調理 学生は箱デザイン 福岡で販売イベント  福岡

読売新聞 
障害者が作ったお菓子を学生がデザインした箱に詰めたギフトボックスが、同市西区のマリノアシティ福岡内の「九州のムラ市場」で販売されている。同市場で17日午後1~3時、デザインした学生3人が販売イベントを行う予定で、「多くの人に食べてほしい」と呼びかけている。「障害者の方が笑顔で作業する様子から、優しさや温かさを表現した。みんなが心を込めて作った商品なので、多くの人に食べてほしい」と話している。ギフトボックスは1箱1050円で、18日まで100個限定で販売。同市場のほか、同市中央区の「ときめきショップありがた屋」などでも販売している。

元行員と元記者が障害者雇用アップへ奔走 千葉 ‎

読売新聞 
千葉県船橋市の元銀行員篠山生一さんと、千葉市花見川区の元タウン紙記者水野香さんが、船橋市の臨時職員として、市立船橋特別支援学校の生徒たちの就職率アップに奔走している。元銀行員の篠山さんは、法人営業の経験を踏まえて訪問先の企業の経営状況を分析し、生徒たちの採用プランを提示。水野さんは記者経験を生かして分かりやすい説明で協力を求めてきた。この結果、半年間で約140社の実習受け入れ先を開拓。生徒2人の内定が決まりそうだという。

障害者とお年寄り共生 県内初 同一敷地に4施設 富山

中日新聞 
かつての保育所を新改築し、障害者、高齢者向けの四種類の福祉施設を同じ敷地内で運営する「富山型共生の里 あさひ」が十九日、朝日町大家庄で開所する。県によると、同様の施設は県内初の整備という。県東部新川地域で唯一、国の過疎指定を受ける朝日町。関係者は「年を取っても、障害があっても住み慣れた地域で支え合い住み続けられる施設として、地域活性化につなげたい」と意気込んでいる。

市役所で7業務に挑戦 障害者2人を短期雇用 千葉

千葉日報 
障害者の就労を後押ししようと、市原市は今月から「障害者チャレンジ雇用事業」として市内の知的障害者2人を非常勤職員として短期雇用し、さまざまな業務に挑戦してもらっている。同事業は、既に県内6市で導入され、市原市は初の実施となる。業務経験を生かした一般企業への就職実現とともに、障害者雇用に対する企業などの理解促進も目指す。ともに市内施設に通所して作業訓練を積んできた2人。1日5・5時間で平日のみ週5日の勤務。来年2月まで市役所内で7種類の業務に挑戦する予定だ。

おしぼりのアダスト、南アルプス新工場稼働 障害者雇用拡大へ  山梨

日本経済新聞 
おしぼりの業務用レンタルなどを手掛けるアダストサービス(山梨県昭和町、小田切兼一社長)は同県南アルプス市のおしぼりのクリーニング新工場を稼働させた。9人の重度知的障害者を雇い入れた。設備投資額の一部を国からの助成金で賄う。最新設備を導入して作業を単純化し、自立を目指す障害者の雇用余地を拡大した。重度知的障害者には洗浄したおしぼりの検品・包装を担当してもらう。従来の包装機はビニールに入れる前におしぼりを折り畳む必要があったが、新工場の新型包装機は障害者にとって不得手な折り畳みを省いた。作業を単純にしたことで、雇用を確保した。

「私を読んで理解して」17、18日に京都で「生きている図書館」開催 ‎

MSN産経ニュース 
障害のある人や薬物依存の経験者など、誤解や偏見を持たれやすい人を「生きている本」として貸し出す催し「リビングライブラリー」が17、18日に京都市左京区の国立京都国際会館で開かれる。対話を通して理解を深めてもらおうという試みで、今回は発達障害のある子を持つ母、高次脳機能障害の若者、トルコなどからの留学生ら、さまざまな背景を持つ十数人が「蔵書リスト」入り。主催団体は「多様な生き方への理解につながっている」と手応えを感じている。断られることもあったが、次第に「自分の人生を整理して考えられる」「読者との対話で新しい視点が得られる」と、「本」を引き受けてくれる人が増えた。

絵画展:障害者、生の芸術 素朴で力強い31点 富山で25日まで

毎日新聞 
知的障害を持つアーティストのグループ「ワークショップKAI=KAI」の絵画展「B・O・B」が25日まで、富山市桜町の元麻布ギャラリーTOYAMAで開催されている。同会には、旧県立高岡養護学校(現・高岡支援学校)美術部OB約10人が所属する。同校で美術を教えていた富山市の日本画家、米田昌功さん(45)が会を創設し、指導を続けている。2年前にはNPO法人障害者アート支援工房「ココペリ」を設立し、公募展出品の手伝いなども行っている。入場無料。タイトルの「B・O・B」は「breathe of bud」の略で「つぼみの息」の意味。

2011年12月16日金曜日

知的障害児童をスクールバスに4時間半置き去り 教員らの下車確認不徹底で  東京

MSN産経ニュース 
東京都教委は15日、都立高島特別支援学校(板橋区)小学4年の男子児童が13日朝、教員らの確認不徹底で、スクールバス内に4時間半置き去りにされるトラブルがあったと発表した。都教委によると児童は知的障害があり、13日は前から4列目に座り午前8時半ごろ同校に到着。バス運行会社の添乗員は、この児童も降りたと勘違いし、教員も窓から見たが以前の保護者連絡帳に近く通院で欠席するとの記載があったので、欠席と思い込んだという。バスは同9時10分ごろ同校を出て、ドアを開けたまま車庫に駐車。児童はシートベルトをつけられまま、運転手が午後1時半ごろ、下校便準備で車内を確認するまで置き去りだった。

障害児らにXマス贈り物  愛知

読売新聞
豊田市広久手町のタクシー会社、名鉄東部交通が14日、同市西山町の「市福祉事業団・こども発達センター」に、クリスマスプレゼントとして、菓子150袋を寄贈した。22日にセンター内の障害児通所施設で開かれるクリスマス会で、子どもたちに渡される。同社は毎年年末に、タクシー乗務員らから集めた寄付金を使い、プレゼントを贈っている。この日は、本社営業所の吉崎俊一所長がセンターを訪れ、高橋脩センター長に菓子袋を手渡した。

自閉症児の作品を展示 神奈川

タウンニュース 
市役所1階エントランスホールで12月21日(水)まで、「第5回平塚地区自閉症児・者作品展」が開催されている。時間は9時〜17時(最終日は16時)。入場無料。自閉症について知り、理解を深めてもらおうと毎年開催されている同展。会場には自閉症児・者親の会「平塚やまびこ会」会員の子どもたちの絵や粘土作品など約30点が飾られている。

2011年12月15日木曜日

知的障害の被告に猶予判決 服役19回「更生環境に問題」

時事通信 
生まれつき耳や言葉が不自由な上に知的障害があり、盗みなどで19回服役した後に再び窃盗罪に問われた男(64)の控訴審の判決公判が14日、福岡高裁であった。陶山博生裁判長は懲役10月の実刑とした一審判決を破棄、懲役10月、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役2年)を言い渡した。陶山裁判長は「被告の障害に即した生活や更生のための環境がなかったことが、犯行を繰り返した大きな要因」とした上で、「一審判決後に更生環境が整い、改善の効果が表れ始めている」と述べた。

大阪弁護士会:知的障害者に専門弁護士 「国選」で新派遣制度 ‎

毎日新聞 
大阪弁護士会は、裁判所から容疑者段階での国選弁護人の指名依頼を受ける際、知的障害や精神障害の有無を連絡してもらい、こうした障害に関する知識を持つ弁護士を派遣する新制度を始めた。逮捕後の早い時点から専門的な弁護士が就くことで、障害の特性に配慮した取り調べや福祉的支援を図ることが可能になるメリットがあるという。制度は11月にスタート。容疑者が精神障害者保健福祉手帳や、知的障害者に交付される「療育手帳」を所持していたり、特別支援学校の通学歴がある場合、裁判所から国選弁護人の指名依頼を受ける日本司法支援センター大阪地方事務所(法テラス大阪)に情報提供してもらう。

福山市 世羅、井原、笠岡も利用へ こども発達支援センター ‎ 広島

読売新聞 
福山市は13日の市議会民生福祉委員会で、2012年度に開設する発達障害のある子どもの診療や療育支援の拠点「こども発達支援センター」(仮称)の利用対象を、福山、尾道、三原、府中、神石高原の4市1町から、世羅町と岡山県井原、笠岡両市を含めた6市2町に拡大する方針を示した。市保健福祉政策課によると、新たに加わる2市1町には、発達障害が疑われる子ども専門の診療や療育施設はないという。11年度中に、6市2町で連絡会議を設置し、センターの運営方法などを話し合う。

障害者乗馬で心豊かに/体験事業の一行、県庁訪問  香川

四国新聞 
障害者の乗馬体験事業などを行う「四国 馬の旅~障がい者乗馬啓発の旅」(NPO法人青い風牧場 馬とふれあう会=神奈川県=主催)の一行が12日、香川県庁を訪問。知事への要望書を提出したほか、県立川部みどり園の利用者が乗馬体験などを楽しんだ。活動は、障害者乗馬の普及啓発を図ろうと2006年度から開始し、これまでに全国各地で県庁などを訪問。今年は6日から四国周遊をスタート、香川県庁訪問がゴールとなった。

散歩道:障害者作品展 茨城 ‎

毎日新聞 
取手市寺田の市福祉交流センターで「とっておきの芸術祭inとりで~障害者の作品展~」が開かれている。障害者への理解を深めてもらおうと7年前から始まった。同展には絵画や書、手工芸品など約100人の作品約60点を展示。紙工作の大きなクリスマスツリーや可愛いフクロウなどが目を引く。16日正午まで。入場無料。

2011年12月14日水曜日

障がい者とともに農業の在り方を変える、京丸園の取り組み ‎

ITmedia エグゼクティブ 
日本の農業は現在、低所得、高齢化など数々の問題を抱えています。浜松の個人農家だった「京丸園」も同様の状態でした。しかし障がい者の雇用を始めたことから農業と福祉の融合を考えはじめ、売上も向上するようになったのです。京丸園は、水耕部、土耕部、心耕部の3部門に分かれています。水耕部はみつばや葉ネギを、土耕部は研究開発的な位置付けでお米や野菜類を作っています。特徴的なのは、心を耕すと書く心耕部です。ここは障がい者を受け入れる部署であり、障がい者の働き方を支援する部署です。障がい者にとってやり易く、早くできる方法を考えて実現するのです。

後見人の不正防ぐ新制度とは ‎

読売新聞 
認知症や知的障害などで判断力が不十分な人を守るために、後見人が本人の代理となって、財産を管理したり、安全な生活が送れるようにしたりするのが成年後見制度だ。20歳未満が対象の制度もある。後見人は本人の財産を自由に引き出せるため、チェック役の後見監督人を置く制度がある。だが、実際には監督が難しく、後見人による財産流用が後を絶たない。このため、信託銀行を利用、財産を管理する後見制度支援信託が、来年2月に始まることになった。

NPO法人「SON・神奈川」支援へ、横浜ゴム平塚製造所に自販機を設置 神奈川

カナロコ 
知的障害者のスポーツ活動を支援しているNPO法人「スペシャルオリンピックス日本(SON)・神奈川」(剱持睦子会長)を支えようと、横浜ゴム平塚製造所(平塚市追分、西田俊行所長)に13日、支援自動販売機が1台設置された。売り上げの10%が寄付される。県内での設置は初めて。自販機はコカ・コーラセントラルジャパンが協力した。横浜ゴムのOBがスペシャルオリンピックスのボランティアをしており、その縁で同製造所への設置が実現した。

障害者就農支援へ仲介、農業実習も 兵庫

神戸新聞 
兵庫県は、障害者雇用を拡大させるため、来春から農家への就労仲介を始めることを決めた。すでに、障害者の農作業を手助けする「就労サポーター」の養成講座を開き、特別支援学校の生徒とともに農場実習を重ねるなど準備を進めている。受け入れ農家の開拓などが課題だが、開拓支援員を採用するなどして態勢構築を急ぐ。実習などを通して、受け入れ農家の開拓▽農閑期の雇用継続策▽サポーターの増員などの課題が浮上。県は12月補正予算で、受け入れ農家を開拓する支援員1人の配置を盛り込んだ。

手作り「豆富プリン」いかが  広島

中国新聞 
障害福祉サービス事業所「ジョブサポートぽかぽか」(呉市広本町)が14日、手作りの「豆富プリン」を発売する。事業所を利用する障害者の工賃を上げたいと開発した。宮城県産の大豆を使用。まろやかな甘みと豆腐の風味が特長という。総合商社の助成金で作業場を増築し、11月初めに開発に着手した。1日30個限定で90グラム入り150円。

2011年12月13日火曜日

学習者用デジタル教材でアクセシビリティを向上 ‎

教育家庭新聞 
知的能力に異常はないものの、印刷された文字であることそのものが学習の妨げとなる場合がある。ページ上の文字や画像が見えない、ページをめくることが難しい、文字や構文の理解ができない、紙に書かれた単語に集中できないなど通常の印刷物を読むことが難しいという障害がある場合だ。その場合、「DAISY」などのデジタル教材は有用性を発揮する。「みんなのデジタル教科書教育研究会(デジ教研)」は11月13日、「Open meeting 06 in Saitama」を開催。通常の印刷物を読むことが困難な人(プリント・ディスアビリティ)向けに制作された「デジタル録音図書」を利用する効果と課題を報告した。

高崎の障害者運営店舗「リンク」3月末以降 存続困難に 群馬

東京新聞 
障害者が働き、障害者の手作り商品を販売する店がピンチ-。高崎市高関町の「リンク」が県の助成が終了する来年三月末以降、店舗継続が難しいことが九日分かった。事業に協力する市は社会福祉法人と交渉するなどして、閉店を避ける方策を模索。運営するNPO法人も「障害者の雇用と交流の場を守るため、幅広い支援を」と呼び掛けている。来年三月末までの予定で「県ふるさと雇用再生特別基金」から約三千万円の助成を受けた。同法人は開業時、経営が軌道に乗れば来年四月以降も店を継続する意向だった。しかし東日本大震災の影響もあり、現在の売り上げは低迷している。仮に閉店となった場合、障害者三人を含む店員六人が失業し、店に商品を納める複数の障害者施設の売り上げ減少にもつながる。

障害者アート展:それぞれのカタチ72点 草津で18日まで 滋賀 ‎

毎日新聞 
障害者による公募作品展「ぴかっtoアート展~それぞれのカタチ~」が、草津市新浜町のイオンモール草津2階で開かれている。10日には大賞に選ばれた鎌江一美さん(甲賀市)の「ひと」、優秀賞に選ばれた西村真智子さん(同)の「かお」▽木村茜さん(湖南市)の「お線香花火」など9作品の表彰式があった。昨年パリで開かれた「アールブリュットジャポネ」が好評だったことなどを受け、県や福祉事業所、障害者団体などが企画。252点の応募の中から選ばれた県内の72点(平面47、立体25)の作品を展示した。18日まで(会期中無休)。午前10~午後8時。入場無料。

2011年12月12日月曜日

大阪市:市立特別支援学校9校 府に移管方針 橋下氏 大阪

毎日新聞 
19日に大阪市長に就任する橋下徹氏が、障害のある児童・生徒が通う市立特別支援学校計9校について、大阪府へ移管する方針を市関係者に伝えたことが分かった。府内の児童・生徒数は増加傾向にある一方、市内でほとんど整備が進まず、学校数の不足が指摘されてきた。橋下氏は一体運営で、府と市の「二重行政」を解消できると判断したとみられる。支援学校は府に設置義務があるが、府立30校のうち市域内は4校のみ。戦前から市が府に先行して整備を進めたことや、市が独自に整備可能な財政力を持っていることを理由に、府は市内には整備しないという暗黙の「すみ分け」があったという。

障害者支援の物産館好評 薩摩川内・入来  鹿児島

南日本新聞 
障害者の就労支援を目的につくられた薩摩川内市入来町浦之名の山の駅物産館「おじゃったモールさつま川内館」の客足が好調だ。11月19日のオープン以降、新鮮な野菜や総菜、授産施設でつくられる加工品を買い求める人でにぎわう。同館の障害者受け入れは26人まで可能で、現在20~60歳代の12人の障害者が接客や野菜の袋詰め、清掃作業を担当し、汗を流す。営業時間は午前9時~午後6時。休みは毎月第2、4水曜日。

体ぶつけ熱戦、ダウン症児らレスリング大会 神奈川

カナロコ 
マットでダウン症児らが熱戦―。ダウン症児者と自閉症児者を対象としたレスリング大会が10日、横須賀アリーナで行われた。3度目の開催で、約30選手が参加。全国でもダウン症児者らを対象としたレスリング大会は珍しく、競技委員長を務めた船生知成・追浜高教諭(43)は「体をぶつけ合って競う楽しさを知ってもらえたら、うれしい」と話した。今大会には、船生教諭が横須賀・大楠高で指導する大楠クラブをはじめ、早稲田(東京)、京都八幡(京都)の3クラブが出場。現在ダウン症児らを対象とした教室を開いているのは、全国でもこの3クラブのみといい、船生教諭は「少しでも多くの人にスポーツの面白さを味わってもらうために、ゆっくりでも指導を続けたい」と話していた。

2011年12月11日日曜日

知的障害者に遊具規制 グリーンランド 一律対応に不満も  熊本

西日本新聞 
熊本県荒尾市の遊園地「グリーンランド」が今秋から、知的障害のある来園者は一律に、施設内にある約6割の遊具の利用をできないよう制限している。園側は「未然に事故を防ぐためにやむを得ない」と説明する。しかし、以前利用できた遊具に乗れなくなった来園者は「楽しみにしていたのに」と不満の声を上げている。識者は「知的障害の程度は個々人でさまざま。個別対応する手段を講じるべきで、現状は知的障害者の人権を侵害している」と指摘する。グリーンランドが知的障害者の利用の一律制限を始めたのは9月中旬。パンフレットによると、障害の程度を問わず、全65施設中41施設の利用を制限。園と遊具メーカーが1年半かけて実地調査し、制限遊具を決めたという。

知的障害対応で支援学校新設 熊本市が方針‎ 熊本

熊本日日新聞 
熊本市の廣塚昌子教育長は9日の市議会教育市民委員会で、知的障害の子どもが学ぶ市立の特別支援学校を新設する方針を明らかにした。高等部を先行して設置し、小中学部は地域の小中学校に併設する方向で検討する。小中学部は、地域の学校で共に学ぶインクルーシブ教育の観点から併設型を検討する。廣塚教育長は「今後も県と協議しながら教育環境の整備を進めたい」と話した。

障害者施設発 おしゃれ布製品  滋賀

読売新聞 
障害者が就労訓練で物作りなどをして工賃を受け取る「障害福祉サービス事業所」で手織りの布で作った製品の売り上げを伸ばそうと、県内のデザイナーらが今春、「Team coccori(チーム・コッコリ)」を結成し、支援を始めた。売れ行きの良くない布製品の形状などデザインをおしゃれにし、多くの事業所が抱える布の在庫を〈主力商品〉に生まれ変わらせる狙い。既に購入を希望している業者もあり、発案した県社会就労事業振興センター(草津市)の関係者は「事業所での工賃アップのモデルにしたい」と意気込んでいる。

輝き増す障害者のアート、展示の目玉にも ‎

朝日新聞 
障害のある人たちのアートに対し、社会的な注目がとみに高まっている。まちづくりの目玉になったり、各地で大きな展示が相次いだり。ありのままの輝きをもつ作品に、閉塞(へいそく)した時代を打ち破る役割が期待されている。東京国立近代美術館の保坂健二朗研究員は「日本のアール・ブリュットに海外の関心が高まっている」とみる。転機は昨年から今年初め、パリで開かれた「アール・ブリュット・ジャポネ」展。1千点近い作品が「日本のヌーベルバーグ」と賞され、約12万人を集めた。今年は日本に凱旋(がいせん)し、埼玉と新潟、関連する福岡の展示が話題に。世界が日本のアール・ブリュットを「発見」した形だ。

6施設連携でお歳暮商品 飯田下伊那の障害者福祉施設 長野

信濃毎日新聞 
飯田下伊那地方にある障害者福祉の6施設でつくる任意グループ「飯田下伊那倍増カフェ」が、各施設で栽培した野菜などの加工品を詰め合わせたお歳暮商品の注文を受け付けている。発売4年目を迎えたことしは、イタリア料理の食材を集めた新セット商品を開発。ご飯セットやティータイムセットを含め計3商品を販売し、通所者らの工賃アップにつなげる。イタリア料理のセットには、知的・精神障害者が栽培した野菜を使ったトマトソースやパプリカのピクルス、塩バジルなど9品を詰めた。パスタを中心にイタリア料理が作れる。同グループによると11月末の発売から計約300セットの注文を受けた。今月20日の締め切りまでに400セットを受注するのが目標だ。

カレンダー、希望満ちて 荒浜の授産施設再建支援  宮城

河北新報 
東日本大震災の津波で全壊した仙台市若林区荒浜の知的障害者授産施設「まどか荒浜」の再建を支援しようと、仙台市のイラストレーターたちが新年のカレンダーを制作した。カレンダーを入れる封筒は通所者がすいた和紙を使用、収益の全額を同施設に寄付する社会福祉法人「円」が運営するまどか荒浜は震災前、荒浜地区で和菓子や手すき和紙の製造・販売を行ってきた。震災で通所者は全員無事だったが、鉄骨平屋の建物が津波で全壊。現在は太白区袋原の授産施設「仙台ワークキャンパス」に間借りして活動し、近くの場所での再建を目指している。

2011年12月10日土曜日

作業所利用者に日常的虐待‎ 広島

中国新聞 
NPO法人みます会(広島市安佐南区)が運営する障害者作業所で利用者への虐待があったとされる問題で、指定事業者取り消しを通知した市は9日、具体的な虐待内容や不正受給の実態を明らかにした。同会は否定しているものの、元職員や元利用者からは日常的な虐待の様子やずさんな運営実態の証言が相次いでいる。市によると、今井みき理事長は同区長楽寺の作業所2カ所で利用者に「おまえはいらない」「死ね」などと罵倒を繰り返した。逃げ出すと「反省」と称して10日以上の間、毎日6、7時間立たせたこともあった。生活支援員の理事長の長女も暴言を浴びせ、管理者の夫は黙認したとしている。

思いを代弁する「絵」 自閉症の大江さんが個展 大阪‎

MSN産経ニュース 
豊中市立第二中学校(同市宮山町)の支援学級に通う3年、大江真渥(まあく)さん=同市柴原町=の絵画個展「まあくの世界」が8日、箕面市西小路のギャラリーラグドールで始まった。自閉症で思いを言葉で表すことが苦手な代わり、絵を描くことで他人とのコミュニケーションを図ってきた真渥さん。会場には3歳から描いてきたスケッチをはじめ、アクリル画や切り絵など約50点が並んでいる。絵画教室の先生の協力で、来年3月の卒業を前に個展の開催が実現。祐子さんは「小学校の卒業式で、真渥はみんなの前で『イラストレーターになりたい』と夢を語った。この個展が新たな一歩を踏み出す機会になってほしい」と願い、真渥さんも「ぜひ見に来てほしい」と話している。13日まで。入場無料、午前11時~午後6時(13日は午後4時まで)。

特別支援学校作品展‎ 三重

読売新聞
県内にある特別支援学校14校の児童生徒らによる美術作品展が、鈴鹿市庄野羽山のイオンモール鈴鹿2階で開かれている。県 立盲、聾学校を含む特別支援学校の教諭らで構成する県特別支援学校美術教育研究会(会長 川本清貴・県立杉の子特別支援学校長)が主催。特別支援学校で学ぶ児童生徒らを理解してもらうため、県内各地で毎年開いており、今年で32回目。入場無料。12日まで。

2011年12月9日金曜日

都筑のIT企業、発達障害者向け生活支援アプリを開発  神奈川

港北経済新聞 
インフォ・ラウンジ(横浜市都筑区中川中央2)は12月1日、コミュニケーションカードを利用した生活支援アプリ「たすくコミュニケーション」アンドロイド版のダウンロード販売を開始した。発達障害のある子どもやその家族支援などを行っている「たすく」(鎌倉市)と共同開発した同アプリ。利用者が周囲に自分の意志を的確に伝え、円滑なコミュニケーションを取れるようにするために開発した。同社スマートフォンアプリ開発担当の若山誠さんは「実際に使う人にとって直感的で分かりやすく操作できるようにしたほか、教育に携わる先生や保護者の方々からの意見も取り入れ、機能・操作性・表示方法などの改善を重ねて開発してきた。必要とされている場所で、このアプリが役立てれば」と話す。価格は1,000円(12月31日までは500円)。

グループホーム世話人、利用者の小遣い着服か 推定300万円余  長野

信濃毎日新聞 
県社会福祉事業団(長野市)は8日、駒ケ根市で運営する知的障害者グループホームで世話人をしていた下伊那郡内の非常勤職員女性が、全利用者6人の小遣いなどから着服をしていたと発表した。期間は昨年3月からことし8月まで、額は300万円余と推定。女性は着服を認めているといい、事業団は近く駒ケ根署に刑事告発する方針。同ホームでは30~50代の男女が暮らし、事業所などで働いている。給料は同市内のNPO法人が管理し、一部を小遣い分として預金。キャッシュカードをグループホームの世話人が管理し、利用者の必要に応じて現金を引き出して渡す。女性は多めに引き出し、小遣い帳の数字を合わせるなどの手口で、数千円から数万円の着服を繰り返していたという。

障害への理解を深める 県警察学校生、養護校で交流 奈良

毎日新聞 
県警察学校(奈良市)の学生が6日、奈良東養護学校(同市)を訪れ、高等部と高等養護部の生徒約80人と交流した。県警察学校では月2回、手話の授業を取り入れるなどして、障害者の気持ちを考え、市民対応ができるよう教育をしている。養護学校訪問は、知的障害を持つ子供と接して、障害への理解を深めることを目的に、94年から始まった。今回は全学生40人が6、7日の2日に分かれて訪問した。6日は、26人が養護学校教諭から発達障害に関する講義を受けた後、養護学校生の授業に参加。趣味の話をしながら一緒に鍋敷きを作るなど、教室から笑い声があふれた。

2011年12月8日木曜日

被告に懲役30年 愛知

東海日日新聞 
豊川で一家5人を殺傷し自宅に放火したとして、殺人などの罪に問われた岩瀬高之被告の裁判員裁判の判決公判が7日、名古屋地裁岡崎支部であり、久保豊裁判長は被告に懲役30年を言い渡した。被告人に殺意はあり、責任能力もあったと指摘。求刑通り無期懲役刑にすることも考えられるが、自閉症障害を抱えていながら家族を含めた周囲に気付いてもらえなかった▽自閉症障害が間接的に犯行に影響を与えている▽本人に反省がみられる事などを考慮し、有期懲役刑の上限である懲役30年の判決を下した。弁護側は判決に対して「なんとも言えない。被告人と相談して決める」と話している。事件は昨年4月、家族がインターネットを解約したことに腹を立てた岩瀬被告が、同居していた父親と姪(めい)を包丁を使い殺害。兄弟ら3人に重傷を負わせ、自宅に放火した。

自閉症の子の親たちのソーシャルネットワーク MyAutismTeam 米

TechCrunch 
MyHealthTeamsは、慢性症状の患者やその家族などのための、ローカルなソーシャルネットワークを開発しているデベロッパだが、このたび、自閉症の子どもを抱える親たちのためのオンラインコミュニティMyAutismTeamを立ち上げた。MyHealthTeamsによれば、MyAutismTeamは、自閉症の子の親たちのための、初めての専門的ソーシャルネットワークだ。同じ経験を持つ親たちが、互いに助け合うことを目的とする。毎日のステータスアップデートでは、歯医者へ行ったけどどうだった、とか、医師の往診があったなど、その日の活動を書く。また、お互いのウォールに書き込みをしたり、サイトのデータベースを検索して自閉症の親子に親切なお店やサービスを見つけることもできる。

県障がい者文化芸術祭:絵画や書道など作品250点 岩手 ‎

毎日新聞 
障害者週間(12月3~9日)に合わせて、盛岡市三本柳のふれあいランド岩手で「第19回県障がい者文化芸術祭」が開かれている。絵画や書道など県内の身体、知的、精神障害者の作品約250点を展示。1センチ四方の折り紙で作った鶴を並べて「平和」の文字を表現した緻密な作品や、視覚障害を持つ人が力強く書き上げた書道などがある。11日まで。

「かんでんコラボ・アート21」 梅田で授賞式 大阪 ‎

MSN産経ニュース 
障害者が制作を手がけた立体や絵画の作品展「かんでんコラボ・アート21」の授賞式が6日、大阪市北区の梅田スカイビル・空中庭園展望台ギャラリーで開かれた。入賞作品30点は、11日まで同ギャラリーで展示される。平成13年から毎年開かれ、11回目。子供たちによる学校での創作作品から、アート活動に長年取り組む人たちの力作まで、971点の応募があった。

街角:北区・障害ある小中学生の作品展 北海道 ‎

毎日新聞 
北区障がい児童文化作品展が札幌市北区北24西6の北区役所1階ロビーで開かれ、子供たちによる絵や工作、書道などが来庁者の目を楽しませている。地域に障害者福祉活動への理解を広げようと毎年開催。31回目の今回は計175作品が展示されている。来庁者の一人は「それぞれ個性があり見ていて楽しい。一生懸命作った様子が伝わってきます」と話していた。9日まで。

障害者の画家 個性再競演  福岡

読売新聞 
ダウン症の井上美穂さん(春日市ちくし台)と自閉症の太田宏介さん(太宰府市長浦台)の絵画を集めたジョイント展が6日から、福岡市・天神のギャラリー「セル」で始まった。7年前にも一緒に開き、「25歳と30歳になったら、また一緒に開催しよう」との約束を実現した。ともに、大野城市南ヶ丘の松沢(雅号・城戸)佐和子さんの指導を約20年にわたって受けている。個展を開いたり画集を出したりするまでに成長し、画家としての評価も得られるようになってきた。11日まで。開場は午前11時~午後7時(最終日は午後5時まで)。

障害者芸術、東北を元気に  岐阜

朝日新聞 
「がんばろう東北!」。障害者週間(12月3~9日)に合わせて開かれる「岐阜市オンリーワンわたしたちの芸術祭」が6日、JR岐阜駅構内のハートフルスクエアーGで始まった。特別支援学校などに通う障害者らの芸術作品約500点が並ぶ。今年は東日本大震災の被災地を元気づける作品が目立つ。実行委員会の広報部会長で、市障害者生活支援センター所長の臼井隆雄さんは「芸術の世界はバリアフリーだから、障害者という先入観を持たずに1個の作品として見てほしい。若い新しい才能にも触れてもらいたい」と話した。11日まで。

東日本大震災:被災地の障害者支援 中区でフェア 広島 ‎

毎日新聞 
中区本通の「ひろしま夢ぷらざ」で、県内の障害者福祉施設で手作りされた商品を販売する「セルプフェア2011」が開かれている。広島市就労支援センターなどが主催。セルプは「自立・自助(Self-Help)」を意味する造語で、各施設が日替わりで商品を店頭販売する。各施設が「被災地復興支援商品」とすることに賛同した商品にはラベルが張られ、売上金の一部を東日本大震災による被災地にある障害者福祉施設の復興支援資金として送る。13日まで(水曜休み)。

障害者施設で飲料水パックのシール貼り 大分

大分放送 
正月を前に、竹田市の障害者福祉施設では、飲料水の紙パックに年賀シールを貼る作業が進められています。この取り組みは、障害者の働く場を広げようと県遊技業協同組合と大分ヤクルト販売が合同で8年前に始めたものです。正月を迎える準備として竹田市の知的障害者福祉施設「のびる園」では、お茶やジュースの紙パックに謹賀新年と書かれたシールを貼る作業が進められています。新年のあいさつを伝える大切な贈り物とあって、施設の利用者は1枚ずつ丁寧に貼り付けていきました。

迎春準備 商店街に手作り凧 辰の土鈴作り 東京

東京新聞  
江戸川区東葛西五の区立知的障害者施設「えがおの家」は毎年、一年かけて翌年の干支の土鈴を作っている。デザインは職員が考えて石こう型を作り、利用者も加わって型に粘土を詰めての成型、乾燥、素焼き、絵付けの順で作業をする。辰の土鈴は高さ六センチの手のひらサイズで、緑色の顔に愛嬌(あいきょう)ある大きな目が特徴。利用者ら約百人は職員の指導を受けながら、土鈴の穴に紫の組みひもを通す仕上げ作業に取り組んでいる。十日ごろまでに予約の百個を作り上げる予定だ。

障害者乗馬に理解を 横浜のNPO法人、県庁で啓発活動  徳島

徳島新聞 
馬と親しむことで障害者の心身を癒やす障害者乗馬を広めようと、横浜市のNPO法人「青い風牧場 馬とふれあう会」(中田順寿会長)が6日、徳島県庁を訪れ、障害者乗馬の普及、啓発への協力を呼び掛けた。同会の吉岡洋美実行委員長ら4人が、雄馬1頭を引き連れ、県庁玄関前広場に。県障害福祉課の職員に「障害者が馬と触れ合うことで、身体的、精神的な効果が期待され、生活の質向上にもつながる」と説明し、障害者乗馬への理解を求める要望書を手渡した。同会によると、障害者乗馬は海外では一般的だが、日本での認知度は低いという。

「辰」置物作りピーク日南・知的障害者施設  宮崎

読売新聞 
来年のえと「辰(たつ)」をモチーフにした置物作りが、日南市吉野方の知的障害者入所更生施設「つよし寮」で最盛期を迎えている。白と薄黄、薄緑の3種類で、大きさは高さ9センチ、幅7センチ、奥行き10・5センチ。30~60歳の寮生5人が施設の窯業棟で素焼きし、筆で絵付けした後、釉薬をかけて約1200度の高温で再び焼いている。700個を作り、1個750円(税込み)で販売する。

干支の置物づくりピーク 高松市のあゆみ園  香川

四国新聞  
天に昇る竜のように来年は飛躍の年に―。香川県高松市勅使町の障害福祉サービス事業所「あゆみ園」(小西英夫理事長)で干支(えと)の置物づくりがピークを迎え、利用者は一つ一つ丁寧に仕上げ作業に取り組んでいる。干支の置物づくりは1993年から実施。毎年、多度津町在住の彫刻家、速水史朗さんが原型を提供している。8月ごろから制作に着手。石こう形に粘土を流し込み、形を整え、焼いた後はワックスできれいに磨き上げて光沢を出す。同園では約700個の制作を予定している。1個3千円(税込み・送料別)。

ナイスハートバザール:障害者手作り製品を販売 10日、JR岡山駅 岡山 ‎

毎日新聞 
県内の福祉施設などで働く身体、知的、精神障害者の手作り製品を集めた「第1回ナイスハートバザール1nおかやま」(NPO法人県社会就労センター協議会など主催)が10日、JR岡山駅2階西口広場で開かれる。景気の低迷で企業などからの製品の受注が大幅に減り、運営が厳しい各施設は共同で製品開発などにも取り組んでいる。バザールでは、クッキーやパンなどの食品、玩具などの木工品、バッグなどの縫製品、花苗など県内20施設の店舗が並び、2施設の製品を委託販売する。また東日本大震災で被災した施設の製品も販売される。

2011年12月7日水曜日

左利きはADHDや総合失調症のリスクが高い 米

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 
専門家によると、利き手は脳がどう配線されているかを示す。そのため、利き手の研究は、左利きの人に多い失読症、総合失調症、注意欠陥・多動性障害(ADHD)など、脳の発達に関連した障害を理解するヒントになる可能性がある。専門家の推計によれば、左利きの人の割合は全体の約10%、両利きの人は1%。遺伝は一因にすぎず、遺伝子が全く同じ一卵性双生児でも常に利き手が同じとは限らない。精神疾患や発達障害に関して、左利きの人はより高いリスクを抱えているようだ。左利きの人は、人口に占める比率が10%なのに対し、総合失調症の人に占める割合は約20%だ。失読症、ADHD、気分障害との関連を報告した研究もある。

ぷれジョブの「今」 ‎富山

北日本放送 
今月3日から9日までは障害者週間です。 KNBニュースエブリィでは去年、障害のある子どもたちの自立を支援している高岡市の「ぷれジョブ」を取材しました。 活動開始から1年余り、ぷれジョブの「今」を取材しました。 高岡市の自動車販売店、ここで、毎週金曜日、職場体験をしている少年がいます。 ぷれジョブとは、障害のある子どもが家の近所の企業や商店で、半年ごとに職場を替えて様々な仕事を体験していく活動です。 岡山県で生まれて全国に広がり、富山県でも去年、初めて高岡市で始まりました。

特別支援学校再編:三原しまなみ分級、12年度から尾道に 広島 ‎

毎日新聞 
県教委は5日、三原特別支援学校しまなみ分級(尾道市因島大浜町)を12年度から、尾道特別支援学校(同市栗原町)のしまなみ分校とするなどの再編整備を発表した。分級は80年に三原養護学校瀬戸田分級として設置、07年12月に現在地に移転した。旧因島市が尾道市と合併したため、同じ市内にある尾道特別支援学校を本校にすることで、地元市教委や医療、福祉など関係機関との連携を強化する。分級には11年度、小中高等部で12学級41人。今後も同程度で推移する見通しで、体制充実を図るため、分級から分校への転換を決めた。

パティシエ夢へ一歩 障害ある受講生ら  兵庫

朝日新聞 
パティシエを目指す障害者を支援する「神戸スウィーツ・コンソーシアム」の講習会修了式が5日、神戸市中央区のホテルで開かれた。受講生が腕をふるった洋菓子やパンを出席者にふるまい、講習の成果を披露した。障害者の自立や就労支援に取り組む社会福祉法人プロップ・ステーションと日清製粉が主催。4年目の今年は神戸、岡山、愛知の3会場をブロードバンド回線で結び、計18人が6~11月まで毎月1回、プロのシェフから菓子作りの技術や経営ノウハウを学んだ。

上演:社福法人「地の星」設立10周年記念、ミュージカルなど 東京

毎日新聞 
知的障害者の授産施設などを運営する町田市の社会福祉法人「地の星」の設立10周年記念イベントが7日、町田市民ホール(森野2)で開かれる。利用者やボランティアら約100人が出演するミュージカル「クリスマス」などが上演される。地の星はケアホームや通所の授産施設などを手がけ、現在約70人が利用している。当日は桜美林大や昭和薬科大、玉川大の学生らが出演する「お楽しみコンサート」もある。午後4時開演で入場無料。

障害者が描いた和紙 福岡市イムズ9日から販売  福岡

西日本新聞 
障害者がデザインし、お年玉袋やブックカバーに使える和紙「だんだんオリカタ」が9日から、福岡市・天神の商業施設「イムズ」で販売される。売り上げの10%をデザインした障害者が通う施設に還元、支援に充てる。和紙はA4サイズで8種類。のんびりした表情のネコや、金魚、大小の果物、色鮮やかなキャンディーなどが描かれている。説明書通りに折ると、紙幣入れやお年玉袋、プレゼント用の包装紙などとしても使える。1セット(4枚入り)500円で、販売は9日と、25日までの土、日曜日と祝日の計8日間。

出張販売:「益子マインド」障害者が高齢者など「買い物難民」へ 栃木

毎日新聞 
遠距離の外出が困難な高齢者にとって、近くのスーパーが閉店するなど日々の買い物が負担となるケースが増えている。「買い物難民」とも呼ばれるこうした事態に対し、宇都宮市郊外の住宅団地で障害者が食料品の出張販売に乗り出した。市民だけでなく、販売担当の障害者にとっても接客を通じ明るさを取り戻すなど相乗効果も生んでいる。今後、障害者の新たな働き方として注目されそうだ。

2011年12月6日火曜日

体育授業後に男子生徒死亡、横浜の県立養護学校で 神奈川 ‎

カナロコ 
県教育委員会は5日、横浜市緑区東本郷の県立みどり養護学校(岩澤佳代子校長)で、体育の授業後に高等部2年の男子生徒が死亡する事故があったと発表した。校内マラソン大会に向けた練習を兼ねて持久走を行った際、ゴール後に心肺停止状態に陥ったという。同校によると、男子生徒は同日午後1時50分ごろ、学校近くの公園内(約1・2キロ)を走り終えた数分後に倒れ、心肺停止状態となった。担当教員らが心肺蘇生措置を行うとともに、自動体外式除細動器(AED)で対応したところ、一時呼吸が回復したが、救急搬送された病院で午後4時すぎに死亡が確認された。

障害者・性・人権を考える 11日の学習会へ劇団が準備  岐阜

岐阜新聞 
障害のある若者らでつくる劇団・ドキドキわくわく(障がい者の演劇を楽しむ会)は4日、岐阜市柳戸の岐阜大学で11日に開く公開学習会を前に役員が同市橋本町のハートフルスクエアーGで最終打ち合わせを行った。同劇団は6年前に発足。知的障害や自閉症などの障害がある若者が自立に向けて思いや願いを劇にして訴える活動を続け、現在は10~30代の男女約30人がいる。過去13回の上演を貫くテーマは、愛と性。今回の学習会は「私たちだって、幸せになりたい」と題して人権や性教育など各領域の専門家を招く。一般の参加費は1000円。定員は100人。

11日に発達障がい支援フォーラム 島根 ‎

MSN産経ニュース 
発達障がい支援フォーラム2011(島根県など主催)が11日、島根県出雲市駅南町のビッグハート出雲で開かれる。「当事者と家族の視点から」と題してNPO法人特別支援教育ネットワークがじゅまるの笹森理絵理事らが基調講演。「地域での細やかな支援」をテーマにしたシンポジウムや実績報告などもある。午前10時~午後4時半。入場無料。

作業所の開発製品 知って 9日に大津でフェア  滋賀

京都新聞 
障害者が働く作業所の製品開発を支援するため、滋賀県と県社会就労事業振興センター(草津市)が9日に一般企業とのビジネスマッチングフェア「おこしやす」を大津プリンスホテル(大津市)で開催する。初めて県外の作業所も招き、内容を拡充する。菓子や手工芸品を作っている作業所や清掃を請け負う事業所など県内外の21施設が出展する。それぞれの製品やサービスをPRするほか、試食品などを提供し、来場者に提携や協業を呼びかける。無料。入退場自由。午前11時~午後4時半。

2011年12月5日月曜日

障害者就労へ8日にシンポジウム 長野 ‎

MSN産経ニュース 
障害者雇用の促進を図ろうと県は、8日午後1時半から長野市の長野ホテル犀北館で「障害者の就労・雇用を考えるシンポジウム」を開く。県では「障害者に対する正しい理解が企業などの雇用者側に伝わっていないこともある。関心を持って就労の機会が増える契機となれば」と多くの参加を呼びかけている。シンポジウムでは、障害者のほか引きこもりなどの就労困難者の雇用に積極的に取り組むITサービス「アイエスエフネット」(東京)の渡辺幸義社長が講演。

仲間と力をあわせれば 発達障害20歳の奮闘 ‎

日本経済新聞 
平林丈幸さん、20歳。あだ名は「ヒラ」。発達障害などを抱える人たちが通う非営利活動法人「翔和学園」(東京都中野区)の大学部2年生。知的な障害はないが、幼いときから物事を忘れやすく、小学生の頃は傘を何十本も無くした。他人と交わるのが苦手で、中学に入ってからいじめに遭い不登校になってしまった。その後、この学びやに入って徐々に症状は改善してきたものの、人の好き嫌いはまだ激しい。

陶器製食器:「みやこのじょう太郎窯」岩崎さん、障害者用手作り 宮崎 ‎

毎日新聞 
都城市吉之元町の「みやこのじょう太郎窯」代表、岩崎真一さんは、知的障害者や身体機能の衰えた高齢者用に、陶器製の食器を手作りしている。個人の身体機能に合わせて形を工夫したコップや皿、茶わんなどで、障害者が自分で食事ができ、介助する家族にも喜ばれている。岩崎さんは約20年前、日南市北郷町で知的障害児が暮らす施設に指導員として住み込み、紙すき、陶芸などの物づくりも含めて生活全般を支援した。

障害者週間に合わせ、絵画や工芸など手作り作品展示 神奈川

カナロコ 
障害者週間(3~9日)に合わせて、川崎市内の特別支援学級などの児童、生徒や福祉施設の利用者らによる手作りの作品を展示する「かわさきふれあい作品展」が7日まで、川崎市川崎区の市教育文化会館・市民ギャラリーで開かれている。市内の特別支援学級19 件などの教諭らでつくる市特別支援教育研究会の主催で、今年で36回目。午前9時~午後6時(7日は同3時)。入場無料。

レット症候群 海外の治験紹介  大阪

読売新聞 
発育に障害が出る難治性の疾患・レット症候群の治療法を探る「レット症候群シンポジウム2011」が4日、大阪市中央区の大阪産業創造館で開かれた。医師や患者、家族ら計約90人が参加し、患者の現状や治療に向けた研究の取り組みについて報告した。病気に関係の深い特定のたんぱく質を注射する臨床試験(治験)が米国とイタリアで行われている例を出し、「治験で症状が改善したケースもある。日本でも、各分野の研究者がスクラムを組み、突破口を見つけたい」と話した。

2011年12月4日日曜日

「自閉症、社会で知ろう」 オノ・ヨーコが呼びかけ  東京

スポーツニッポン 
故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコが3日、東京都内で開かれた自閉症の啓発イベントに登場し、「自閉症のことを社会で知らなければいけない」と理解を呼びかけた。オノは自ら制作した作品の一部をインターネットで競売にかけ、売り上げを自閉症研究の基金に寄付するなどの活動で知られ、昨年4月に自閉症の国際支援団体から「啓発大使」に任命されている。イベントは、日米の自閉症研究者による国際会議に合わせて開かれた。

重度障害者に殴打、頭突き… 支援施設職員を処分、岩手 ‎

MSN産経ニュース 
岩手県社会福祉事業団は3日、運営する同県滝沢村の障害者支援施設「みたけの園」(吉田博園長)で入所者に暴行したとして、嘱託の男性生活支援員を戒告処分にしたと発表した。処分は11月1日付。支援員は同30日に依願退職した。事業団によると、9月23日午後6時15分ごろ、重度の知的障害と精神障害がある入所者の男性(23)が当直の非常勤職員(43)のベルトをつかんで離そうとしなかったため、支援員が男性の顔をこぶしで4回殴り、1回頭突きした。

笑い太鼓が創立10周年式典  愛知

東海日日新聞 
NPO法人高次脳機能障害者支援「笑い太鼓」(豊橋市東田仲の町、河合秀矩理事長)は3日、ウェステージ豊橋で、来賓関係者ら約100人が参加し「創立10周年記念式典」を開いた。第1部の式典に続いて、第2部では懇親会が開かれ、節目の10年を祝うとともに、今後の躍進を誓った。「笑い太鼓」家族会代表の星川広江さんが笑い太鼓10年の歩みを話したあと「障害を理解し、善意の輪で見守ってくれた人たちのおかげで10周年を迎えることができました」と語った。

障害者手作りの品ずらり JR長崎駅で「ふくしフェスタ」 長崎

長崎新聞 
障害者手作りの菓子や工芸品が並ぶ「ふくしフェスタ」が2日、長崎市尾上町のJR長崎駅かもめ広場で始まった。県内外から52の福祉施設が出店している。県社会福祉協議会など五つの福祉団体でつくる「街かどのふれあいバザール運営委員会」主催。障害者の社会参加を促進し、県民の理解を深めようと毎年実施。今年は東日本大震災の復興支援として、宮城、岩手、福島各県からも7施設が参加した。パンや菓子、野菜、陶器、木工品、衣類など計2万点以上を販売。5日まで。

障害児デイ施設 三次で開設  広島

中国新聞 
三次、庄原両市で福祉施設を運営する社会福祉法人優輝福祉会(庄原市)が、障害のある子ども向けデイサービスを三次市内で始めた。こうした施設の開設は両市では初めて。対象は0~18歳で、登録制。平日午後と、土曜日、祝日に開く。1日10人前後を上限に、保育士や指導員計5人が世話をする。室内でゲームをしたり、屋外を散策したりする。昼食も提供する。料金は保護者の所得に応じて4段階に分かれる。11月末現在、登録は25人。同福祉会の森重利夫さん(45)は「障害のある子どもの受け皿として地域で定着を目指す」と話している。

高架下 小さな絵画展  静岡

読売新聞 
東名高速道路の高架下で、御殿場市や裾野市、小山町の作業所に通う障害者たちが2年前から地道な清掃作業を続けている。作業開始後間もなく、御殿場市竈(かまど)の高架下に、施設利用者たちが制作した富士山のちぎり絵を飾ったところ、それまで悩まされていた布団や空き缶などの不法投棄物が大幅に減り、その状態が今も続いている。清掃の委託元は「思わぬ効果でうれしい驚き」としている。作業は、中日本高速道路東京支社が障害者の就労支援のため、2市1町の障害者作業所に委託したもので、東名高架下2~4か所で、2009年秋から年1~4回行われている。

2011年12月3日土曜日

東ちづる、オノ・ヨーコとトークショーへ 東京

サンケイスポーツ 
女優、東ちづるが1日、東京・港区の日本財団ビルでプロの障害者アーティストの絵画約80点が展示、販売される自閉症啓発イベント「Get in touch!」をプロデュース。3日には自閉症啓発大使でもある、故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさんとトークショーを開催。売上金は東日本大震災の被災地の障害者施設などへ送る。3日まで同所で。

「小松菜グルメコンテスト」グランプリが決定 埼玉

日本商工会議所 
草加商工会議所(埼玉県)が11月14日に開催した「小松菜グルメコンテスト」で、つばさの森(草加市知的障害者通所授産施設)が出品した「小松菜マフィン・マドレーヌ・ジュース」がグランプリに輝いた。本イベントは、同所と八潮商工会、三郷市商工会が連携し、3市の特産品である小松菜を使った新商品の開発、販売による地域活性化事業の一環として開催したもの。12月5日からは、3市内の協力店によるスタンプラリーも実施され、グランプリ商品のほか、協力店オリジナルの小松菜フードの食べ歩きを楽しむことができる。

生徒の喫茶店、人気  福岡

西日本新聞 
軽度の知的障害がある高校生110人が学ぶ北九州市立北九州中央高等学園(戸畑区沢見1丁目)で、生徒が開く模擬喫茶店が地域の人たちの人気を集めている。店名は「喫茶ハーモニー」。食品コースの生徒が販売実習として毎月2回開催しており、地域の交流の場になっている。同校は市内初の高等部のみの特別支援学校として、2007年に開校。生徒たちは卒業後の就職を目指し、国語などの基礎科目に加え、パン製造や事務、高齢者介護の仕方などを学んでいる。今月は2、6日の午前11時半に開店する。

県庁で7日にバザール 障害者の手作り菓子販売  栃木

下野新聞 
障害者の就労支援事業所などでつくる「とちぎセルプセンター」と県は、障害者が製造したパンや焼き菓子、野菜などを販売する「とちぎナイスハートバザールinけんちょう」を7日、宇都宮市の県庁本館1階で開く。県内23カ所の就労支援事業所が参加。東日本大震災の被災地支援で、岩手、宮城、福島の東北3県の障害者施設の製品も販売する。午前10時~午後2時。午前10時半から県産米の赤飯を先着300人に無料配布する。

2011年12月2日金曜日

自閉症と関連する2つの対照的な変異体

Nature Japan 
最近の研究で、自閉症スペクトラム障害やそれに関連する知的障害は、脳のシナプスの可塑性や機能の変化に起因する可能性が示唆されている。このことが今回、結節性硬化症および脆弱X症候群のそれぞれに関連のある単一遺伝子異常を持つマウスを用いた一連の実験によって実証された。しかし、これらの変異によって引き起こされたシナプス機能障害と認知障害は、代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)5をそれぞれ互いに逆の向きに調節する処置によって改善され、しかも、2つの変異を同時に導入した場合、それらの影響は互いに打ち消される。このことは、この2つの変異がmGluRの活性を最適な範囲から互いに逆の方向へずらすことで、類似した機能障害を引き起こしている可能性を示唆している。

特別支援学校「技能検定」を実施します 広島

財経新聞 
広島県は、特別支援学校高等部に通う知的障害のある生徒の就労を支援するため、学校や関係企業団体と連携して本県独自の認定資格を開発しました。この技能検定では,受検者の挨拶、態度及び技能等を審査し、できたことを評価して、1級から10級までの区分で認定するものです。なお,技能検定の実施については、本県は東京都に続く2番目の自治体ですが、来年度実施するワープロ、流通・物流、食品加工を加えた5分野での実施は、全国初となります。障害者を雇用する企業にとっては、生徒の働く力を客観的に把握することができ、生徒にとっては,スモールステップで目標を達成することを積み重ね、働く意欲や知識・技能を向上させ、働く力を付けることができると期待されています。

磐田の特別支援学校生とラグビー交流 静岡

静岡新聞社 
ラグビートップリーグ、ヤマハ発動機ジュビロは29日、磐田市の水堀公園で県立袋井特別支援学校磐田見付分校の生徒を対象にしたラグビー体験会を開いた。3選手と同校1、2年生33人が、ボールを使ったゲームを通じて交流した。選手がパスやキックなどの技を披露すると、生徒から「すごい」「ボールが速い」などと声が上がった。選手が蹴ったボールを受けたり、パスしたりしてラグビーを体験した。

展示即売会:障害者が作った手工芸品など販売 11日まで 福岡

毎日新聞 
京築と田川地区の四つの授産施設や就労支援施設に通う身体・知的・精神障害者の手工芸品や食品の展示即売会が、みやこ町豊津のギャラリー「みどりの館」で開かれている。出品したのは、たっくの森(川崎町)▽京(みやこ)の郷(くに)(みやこ町)▽ワークランド・こすもす(築上町)▽とび梅学園(同)--の4施設の通所者約110人。新聞や雑誌を再利用したバッグ、瓶に生花を入れて飾るボトルフラワー、ビーズをつないだアクセサリー、パンなど、授産作業や就労支援作業として取り組む約200点を展示し、50~500円程度で販売している。11日まで(月曜休館)。

動物園グッズ、ケーキ販売 北海道

北海道新聞 
旭川市末広の精神障害者通所施設「みな・みな」の利用者が作った旭山動物園グッズやケーキを販売するギャラリー「イリス・キス・キス」が1日、旭川市7の6にオープンする。職員と一緒に施設利用者も接客にあたり社会復帰を目指す。ギャラリーはビル「シャンノール緑道」1階の約50平方メートルに開設。NPO法人・赤い実の会(旭川)が運営し、ロシア語でネコを呼ぶ時に使う言葉を店名にしたという。

200人の笑顔で「絆」 七尾の障害者施設 写真集め1枚の絵に 石川

中日新聞 
七尾市青山町の障害者施設「青山彩光苑(さいこうえん)」の職員が、3日から始まる「障がい者週間イベント2011」に向け、大量の写真を使って1枚の大きな絵に見立てる「モザイクアート」に取り組んでいる。イベントの今年のテーマは「絆~ひとつになろう ひとりひとりの勇気と力~」。同施設や関連施設の利用者や入居者、職員ら二百人以上の笑顔の写真を撮影し、まとめることで絆を表現しようと、イベントの実行委員会が企画した。九日までのイベント期間中は、施設の玄関に飾る予定で、来場者を迎える。

井笠初のA型事業所開設 岡山

山陽新聞 
笠岡市西大島の印刷・紙器製造業「金浦紙器工業所」は1日、障害者が紙器製造の一部を担当する就労継続支援A型事業所「ハンズ」を同所に開設する。井笠地域でA型事業所の設置は初めて。A型事業所は障害者自立支援法に規定された事業形態の一つ。一般事業所への就労が困難な障害者に対し、雇用契約を結んで就労の機会を提供する。障害者には労働基準法や都道府県の定める最低賃金が適用される。精神、知的、身体障害者20人を雇用予定。同社従業員が指導し、型抜き後のかす取りを主に行い、年間1千万円の売り上げを目標としている。

2011年12月1日木曜日

本命は「障害のある人材派遣」

日経ビジネス オンライン 
東京・大手町。呉服橋交差点に面するパソナグループ本部ビルの1階、外堀通り沿いの一角に特例子会社パソナハートフルが運営する「アート村工房・大手町」のショップ兼ミニ工房がある。ここは障害のある社員が勤務する職場であると同時に、同社の障害者雇用の取り組み、わけても“アート制作事業部”である「アート村」と「アート村工房」の活動をオフィス街のど真ん中で発信しようというショールームの役割も果たしている。

ポプリの「米っこパン」全国大会でアイデア賞獲得 12月3日から一般発売 北海道

苫小牧民報 
今月26日に横浜市で開かれた全国の障害者授産施設による「第5回チャレンジドカップ~夢のパン・菓子コンテスト」パン部門で、ポプリ(白老町東町5)の開発した「米っこパン」がアイデア賞に輝いた。パン部門には1、2次予選を勝ち抜いた8チームが出場。有名パン職人などが製作工程や味を審査した。12月3日からベーカリーショップななかまど(同町大町2)で一般発売されることも決まり、同施設では「米のパンならではの濃厚な味わいを楽しんで」と話している。米っこパンの定価は税込みで1個137円。障害者週間(12月3~9日)の期間中は同60円の特別価格(1日100個限定)で販売する。

「妖怪焼き」ワゴン販売 東京

朝日新聞 
調布市の授産施設が昨春、「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフに発売した「妖怪焼き」。多くの人に食べてもらおうと、このほどワゴン車での移動販売がスタートした。スタッフらは「都内ならどこにでも出張します」と張り切っている。「妖怪焼き」をつくっているのは、知的障害者の授産施設「はあと・ふる・えりあ」が運営するパン工房「ふぁんふぁーれ」(小島町1丁目)。50種類を超える菓子パンや、13種類のクッキー、工芸品などを販売している。

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