2012年6月30日土曜日

「発達障害、子育てで防げる」 議員勉強会に抗議・批判‎

朝日新聞 
超党派の国会議員66人でつくる「親学推進議員連盟」が、「伝統的な子育てで発達障害を予防できる」という趣旨の勉強会を開いたとして、発達障害者の支援団体が28日、議連会長の安倍晋三元首相あてに、勉強会で使われた資料の破棄などを求める要望書を送った。資料には、脳の先天的機能障害である発達障害について「予防は簡単、治療は大変」などと記されているといい、「科学的根拠を欠く」と抗議している。

発達障害の相談員がフル稼働‎ 広島

中国新聞 
三原市教委が5月に採用した特別支援教育相談員がフル稼働している。発達障害のある児童生徒への指導方法を小中学校や幼稚園などで指導。既に要請のあった約30校・園を訪問した。市教委はこれまで、大学の研究者など外部専門家の協力を得て巡回相談をしてきた。学校側の要請による訪問件数が年々増加する中、本年度から独自事業として専門の相談員を配置した。

独特の色彩、京イメージ 中京、知的障害の画家が個展‎ 京都

京都新聞 
軽度の知的障害があり、独特の色彩感覚を持つ画家のAKIさん(25)=本名・木下明幸、東京都世田谷区=が7月5~8日、京都市中京区夷川通寺町西入ルのアイディギャラリーで個展「AKI絵画展in京都」を開く。京都での個展は初めてで、古都をイメージした作品の展示や作画の実演もする。

2012年6月29日金曜日

性的いたずら:横浜の障害者施設、女性入所者に 発覚後に男性職員死亡 神奈川

毎日新聞 
社会福祉法人白根学園は27日、運営する知的障害者入所施設「しらねの里」(横浜市旭区上白根町)で働いていた嘱託職員の男性(65)が、20代の女性入所者に性的ないたずらをしたと発表した。男性は問題発覚後に死亡し、自殺とみられる。同法人によると、19日午後11時半ごろ、宿直業務に就いていた男性と女性入所者が、宿直室で一緒にいるところを施設内を巡回中の女性職員が発見。女性には知的障害があり、状況をきちんと理解できておらず「知らない男の人だった」などと話しているという。男性は21日に同市緑区内の公園で首をつって死んでいるのが見つかった。

こども発達支援センター 7月2日の開所前に記念式典‎ 兵庫

神戸新聞 
発達障害児の早期発見と支援に取り組む拠点施設「県立こども発達支援センター」(兵庫県明石市魚住町清水)が7月2日、オープンする。小児科医が常駐して診断・診療し、作業療法士ら専門家による療育(リハビリ)も実施。6月28日には開所記念式典が開かれ、関係者約90人が参加した。県社会福祉事業団が運営し、受診対象は0~15歳。診療やリハビリは平日の午前9時~午後5時で、医師や臨床心理士、言語聴覚士ら14人体制で対応する。

児童発達支援施設新たに開所‎ 岡山

山陽新聞 
社会福祉法人・旭川荘の児童発達支援事業所「いちご」の開所式が27日、岡山市北区平田の同事業所で行われた。事業所は幼児から小学生までの知的・発達障害児の通所施設で、1日10人までの受け入れを想定。保育士ら3人が歌や手遊び、絵画制作などを指導し、認知能力や社会性、コミュニケーション能力を養う。同荘の児童発達支援事業所は岡山市内で4カ所目。

増築・転用悩む教室確保‎ 滋賀

朝日新聞  
知的障害や身体障害のある児童・生徒が通う特別支援学校の在籍者が増えている。県立の14校の在籍者数はこの10年で1.8倍になり、県は来年度、学校や分教室を相次いで新設して対応する。ただ、在籍者数は5年後のピークまで増え続ける見込みで、教育環境を維持するための苦労が続く。

2012年6月27日水曜日

発達障害児支援:7割「子どもに変化」担当教諭ら、特性に応じ支援効果 埼玉

毎日新聞 
発達障害のある子どもと接している保育士や幼稚園教諭らを対象に県が11年度に実施した研修で、受講者の3分の2以上が障害の特性に応じた支援を通じて子どもの行動に変化を感じていたことが、県の追跡調査で分かった。県は今年度も研修の内容と規模を拡充し、発達障害のある子どもへの支援の浸透を図る。研修も3回に渡って行われ、県内の幼稚園など1116施設から1580人が受講。発達障害の基本知識、具体例を踏まえた子どもの支援方法などを学んだ。

発達障害の理解へ手帳 島根

中国新聞 
発達障害への理解を深めてもらうため、松江市は障害の特徴や相談先などを紹介する「すくすく!子育て手帳」を作成した。早期発見や適切な支援につなげるのが狙いで、9月から保護者に配布する。昨年4月に開設した市発達・教育相談支援センターには、言葉の遅れなど子どもの発達に関する相談が1年間で2102件寄せられた。同センターは「早い段階で専門家の支援を受ければ、本人や家族の負荷を減らすことができる」と早期の相談を呼び掛けている。手帳は母子手帳サイズで29ページ。2千部印刷し、市の3歳児健診で配布する。

成人発達障害理解を 当事者団体が啓発冊子‎ 大阪

大阪日日新聞 
「大阪維新の会」大阪市議団が議会提出を図った条例案で、親の愛情不足が誘発要因になるなどの内容で注目が集まった発達障害。「先天性の脳機能障害で親の育て方は関係ない」とする関連団体の批判で取り下げられたが、この障害をめぐる社会への周知不足が浮き彫りになった。中でも「発達障害のある大人に関する情報が少な過ぎる」点を問題視する大阪市の当事者団体は、啓発冊子を作るなどして対策を講じている。

障害者の社会参加後押し 世田谷の本格仏料理店‎ 東京

東京新聞 
精神・知的障害者が働く本格的な仏レストラン「レストラン アンシェーヌ藍」(世田谷区三軒茶屋)が人気を集めている。開店して三年二カ月。関係者は「障害者雇用の場が増える好例になれば」と意欲を見せている。経営するのは、世田谷区若林で障害者の藍染め工房を運営する社会福祉法人「藍」。障害者の自立支援を目指す国の「就労継続支援事業B型」施設で、精神・知的障害者十八人がシェフや接客係として働く。B型施設の仏料理店は全国二番目といい、一日平均約十五人の客が訪れるという。

障害者自立へ共同出店 福岡

朝日新聞 
筑豊地区の障害者たちが手作りした商品や食品を集めて販売するアンテナショップが26日、直方市湯野原のイオンモール直方で開かれる。九つの障害者施設が参加。障害者自身も店に立って対面販売し、購入者たちと交流を深める。県が障害者の自立を支援するため企画した巡回型アンテナショップ事業。県内各地の大型商業店と連携し、地域の障害者施設に出店を呼びかける。5月8日に筑紫野市で開かれ、北九州市(6月29日)、福津市(7月20日)、大牟田市(7月下旬)でも予定されている。来年3月までに計20カ所で開催する計画だ。午前10時~午後4時。

2012年6月26日火曜日

テニス通じて交流 三木で知的障害者の競技会‎ 兵庫

神戸新聞 
知的障害者のスポーツ大会「スペシャルオリンピックス日本・兵庫」のテニス競技会が24日、兵庫県三木市志染町三津田のブルボンビーンズドームで開かれた。三木、西宮、芦屋市や徳島県から32人が参加し、伸び伸びとプレーを楽しんだ。スポーツを通じ、知的障害者の社会参加を応援するスペシャルオリンピックス日本・兵庫(神戸市)と三木市が共催。テニス競技会は今年で6回目で、三木市での開催は初めて。

浜松の農業 障害者参入進む‎ 静岡

読売新聞 
高齢化や後継者不足で農業の担い手が減る中、障害者の農業進出が浜松市で盛んになっている。震災や円高による不況の中、障害者側は仕事を確保でき、農家側は耕作放棄地を解消できるという一石二鳥の策だ。市も障害者の進出を支援する研究を進め、障害者を本格的に受け入れ、成功した会社も生まれている。

2012年6月25日月曜日

被災地支援:演奏と義援金一緒に 福岡の知的障害者バンド 福岡

毎日新聞 
福岡県筑紫野市を拠点に活動する知的障害のある若者7人の音楽バンド「ピュアハート」が25日、東日本大震災に伴う津波で建物を失った岩手・宮城の知的障害者施設など5カ所を訪ねる支援コンサートツアーに出発する。これまで福岡・熊本県内のライブで義援金を募り、23日もツアー直前ライブを福岡市内で開催。義援金は計112万円になった。演奏と一緒に被災地に届けようと張り切っている。

2012年6月24日日曜日

自閉症、表情より言葉重視 東大、関係する脳の領域特定 ‎

日本経済新聞 
自閉症の人は相手が友好的かどうかを判断する際、表情より言葉の内容を重視する傾向があり、この傾向に「内側前頭前野」という脳の領域が関わっていることを、東京大の研究チームが米オンライン科学誌プロスワンに23日発表した。人とうまく意思疎通できないコミュニケーション障害の客観的な診断法や新たな治療法の開発につながる成果という。

アクリル画:自閉症乗り越え 阿部さん、大野城で個展 福岡 ‎

毎日新聞 
春日市桜ケ丘の阿部恭子(ゆきこ)さん(26)が自閉症を乗り越えて描いたアクリル画12点の個展を、大野城市下大利2のカフェ・ギャラリー「レ・グラン」で開いている。絵を習い始めたのは17歳。大野城市南ケ丘4、松澤佐和子さんに月2回、アクリル画を習った。「導いてくださる先生のお陰で、こんな絵が描けるようになりました。一人でも多くの方に見ていただいて励みになれば」(母初代さん)と個展を開くことに。7月1日まで

役割増す特別支援教育コーディネータ‎ 茨城

読売新聞 
特別支援教育コーディネーターという役割を担う教師が、幼稚園を含めて全公立学校にいる。「落ち着きがない」「集中力がない」「怠けている」などの言葉で片付けられがちな児童生徒の適切な指導のため、コーディネーターをキーパーソンとする支援強化が各校に求められている。

ぷれジョブで障害児に元気を‎ 山口

中国新聞 
障害のある子どもが就労体験を通して地域と触れ合う機会を設けようと、周南市の障害児の保護者らのグループが準備を進めている。「ぷれジョブ」と呼ばれる活動で、今秋から始める計画。協力企業やボランティアを募っている。障害児が働くスーパーや事業所などの協力企業のほか、障害児と一緒に活動するボランティアも募集中。活動を理解してもらうための講演会を7月21日午前10時から、周南市福川南町の新南陽ふれあいセンターで開く。参加希望者は申し込みが必要。

2012年6月23日土曜日

親亡き後の障害者支援 県手をつなぐ育成会 生活記録帳を作成 奈良

MSN産経ニュース 
知的障害のある子供の親らでつくる「県手をつなぐ育成会」(橿原市)が21日、親亡き後の子供の生活のため、子供の特性を理解してもらえるよう性格やパニックへの対処法などを書き込む生活記録帳「ならHeart&Heart」を作成したと発表した。同会は「親は子供より1日だけでも長く生きたいが、かなわない。支援者に子供のことをよく理解してもらい、子供には安らかな生涯を送ってほしい」としている。

2012年6月22日金曜日

児童発達支援施設移転へ‎ 三重

朝日新聞 
市は20日、知的障害や発達障害のある子どもたちが通う同市西日野町の児童発達支援センター「あけぼの学園」を、同市下海老町に移転する検討に入ったことを、市議会教育民生委員会で明らかにした。移転地は、身体障害のある児童生徒が通う県立特別支援学校「北勢きらら学園」の隣接地。県土地開発公社が先行取得した約2ヘクタールを、市が2002~11年度に総額約8億1千万円で買い戻した。市は敷地内に、発達に関する障害を診られる医療機関を公募で誘致して連携する構想で、「来年夏ごろまでには基本的な考え方をまとめたい」という。

小さな巨匠たち展:発達障害の子らの作品展示 熊本‎

毎日新聞 
自閉症など発達障害のある子どもたちの作品展「大城(おおき)組の小さな巨匠たち展」が、宇城市三角町の三角西港珈琲(コーヒー)屋和蘭(オランダ)館で開かれている。8月5日まで。大城組は、熊本、福岡両県の特別支援学級に在籍する子どもたちのアートグループ。絵画などの制作と作品展を通じて、支援を必要とする子どもたちへの理解、活躍の場を広げたいと、熊本市立西原小で特別支援学級を担当する大城由紀子教諭の呼びかけで09年から活動している。午前11時〜午後6時。無休。入場無料。

2012年6月21日木曜日

日本初!大人の発達障害の人々が運営するブックカフェ「Necco」

ダイヤモンド・オンライン 
階段を上がると、「発達障害」などの書籍の並ぶ棚や、正面にスクリーンなどが配置された店内に、ほんのりとコーヒーの香りが漂う。ここは、都内でも珍しい、コミュニケーションが苦手という人たちや、社会になじめない人たちなどの集まるブックカフェであり、ITやアートなどのコワーキングスペースにもなっている。そんな東京都新宿区の早稲田通り沿いにオープンした「Necco Cafe」(ネッコカフェ)では、「大人の発達障害」などの当事者たちが、ブックカフェを運営している。

特別支援学校の球児、夢かない沖縄大会出場 高野連が特例‎ 沖縄

日本経済新聞 
夢がようやくかなえられた。全国高校野球選手権大会沖縄大会に、日本高野連に加盟していない沖縄高等特別支援学校3年の照屋陽選手(17)が中部農林高の一員として出場する。入学以来ずっと仲間と白球を追い続け、特例で認められた公式戦参加。「いいプレーをしたい」。“最初で最後の夏”を心待ちにしている。照屋選手は中部農林に設置された分教室に通う。「甲子園に憧れた」と入学してすぐに中部農林の野球部に入部した。高野連は5月に特例を承認。沖縄大会開幕前日の15日、照屋選手は初めて背番号「8」をもらった。開会式では「緊張したけど、とてもうれしかった」と堂々と行進。具志堅興律監督(52)は「正直、泣きそうだった」と感激を口にする。

金立町「かささぎの里」にリサイクルショップ 佐賀

佐賀新聞 
佐賀市金立町の知的障害者授産施設「かささぎの里」に、リサイクルショップ「かちかちくん」がオープンした。施設で働く人たちの支援にと全国から寄せられた衣服や食器などを販売している。かささぎの里は支援者から寄せられた衣服、食器などをバザーで販売、収益を活動資金に充ててきた。しかし、送られてくるのは毎月約100点にも上り、年数回のバザーでは処分できないため、常時販売できる店舗を開設した。営業は午前10時から午後5時まで。

障害者がキクラゲ生産 特色ある商品販売‎ 佐賀

西日本新聞 
佐賀市で障害者福祉施設を運営するNPO法人「ともしび」が、キクラゲとシイタケの栽培・販売を始めた。県によると、県内でキクラゲはほとんど生産されていないという。特色ある商品の販売で働く障害者たちの工賃アップを目指す。キクラゲとシイタケの生産は、3年ほど前から施設利用者の農作業を受け入れている同市の農家、中島信さん(45)の助言もあって4月から始めた。新しく建てた約280平方メートルのハウス2棟に菌床を並べて栽培する。キクラゲの収穫期は春から夏、シイタケは秋から冬で、年間を通じて安定的に生産できる利点がある。

障害者と触れ合える場に 新ひだか‎ 北海道

北海道新聞 
障害者就労支援施設を運営する町内のNPO法人木の実福祉会は、町公民館(静内古川町1)内に「コミュニティ食堂ふるかわ」をオープンした。同会が製造・販売しているミニトマトケチャップなどを料理に活用、「障害者と町民が触れ合う場所にしたい」と来店を呼び掛けている。食堂は今月5日にオープン。広さは約80平方メートルで34席。同会の施設の利用者6人が交代で接客を担当し、調理は職員2~3人が受け持ち、運営をサポートしている。営業時間は午前10時半~午後6時。月曜定休。

2012年6月20日水曜日

障害者2法案は20日成立 自立支援改正と優先調達

47NEWS 
障害福祉サービスの対象に新たに政令で定める難病患者を加える障害者自立支援法改正案は19日の参院厚生労働委員会で、民主、自民、公明3党の賛成多数により可決した。障害者が働く施設から優先的に商品を買うよう国などに求める障害者優先調達推進法案は全会一致で可決。いずれも20日の参院本会議で成立する見通し。支援法改正案が成立した場合、一部を除いて13年4月に施行され、法律名は「障害者総合支援法」に改められる。これまで身体障害者に限られていた「重度訪問介護」の対象を重度の知的障害者、精神障害者にも拡大する。

自閉症支援策 市民から提言 来月15、29日に会議‎ 石川

中日新聞 
自閉症に優しい街づくりを目指す市民団体「自閉症の未来協議会」(足立章江会長)は七月十五、二十九の両日、金沢市広坂二のしいのき迎賓館で、政策提言のための「市民熟議2012金沢」を開く。自閉症の早期診断と支援態勢の在り方がテーマで、一般の参加者を募っている。議論のきっかけとして、金沢大が中心になって進める脳磁図計による早期診断の研究や、自閉症の子どもたちや保護者に対する支援の現状などを専門家が報告。それを基にグループに分かれて話し合う。最後に提言をまとめ、金沢市に出す予定。

知的障害者施設がリサイクル店オープン‎ 佐賀

読売新聞 
佐賀市金立町薬師丸の知的障害者通所施設・かささぎの里に、リサイクルショップ「かちかちくん」がオープンした。支援者から不用品として寄せられた衣料や食器などのほか、通所者が作った野菜やクッキーを販売している。3月までパン店だった木造平屋の約50平方メートルを改装し、今月4日に開店した。店名は、県鳥・カササギの別名であるカチガラスにちなんだ。鳥越景行施設長は「気軽に立ち寄ってもらい、施設と地域の距離を縮めるコミュニケーションの場になれば」と期待している。収益は、通所者の賃金増につながる新事業の資金に回すという。営業は平日の午前10時~午後5時。

取材前線:「障がい者審査委員会」試行 長崎発、新たな支援の形 長崎‎

毎日新聞 
知的障害がある容疑者・被告について、福祉の専門家らが障害の程度や福祉的な支援の必要性などを審議する「障がい者審査委員会」が10日、長崎市で発足した。起訴後だけでなく、捜査段階から福祉の視点で協力し、審議結果は容疑者・被告の処遇の判断材料となる。最高検や長崎地検、社会福祉法人「南高愛隣会」(雲仙市)などのさまざまな組織による全国初の試みだ。長崎で着々と進められる刑事司法と福祉の連携。知的障害がある容疑者・被告の累犯防止や円滑な社会復帰支援が目的だ。従来では考えられなかった支援の取り組みが、長崎から始まっている。

こんにちは広島:「発達障害と向き合う」を出版、竹内吉和さん 広島‎

毎日新聞 
特別支援学校での経験などを基に、発達障害のメカニズムを分かりやすく解説した「発達障害と向き合う」(幻冬舎ルネッサンス新書、255ページ)を4月に出版した。広島市内では売り切れる書店も。「予想以上に反響が大きかった」と驚く一方、「保護者に『一人で悩まないで』というメッセージを伝えたい」と熱っぽく語る。そんな保護者の声を直接、聞いてきた。発達障害の正しい知識を伝えようと、筆を執った。応援の気持ちを込めて、本は次の言葉で締めくくっている。「知識のない愛は力にはならない」

2012年6月19日火曜日

フレンチレストラン:世田谷の本格フレンチ「アンシェーヌ藍」、スタッフは障害者 東京

毎日新聞 
ハープの美しい音色が店内に響き渡り、皿に盛られた色とりどりの料理が整然と運ばれていく。飲食店が建ち並ぶ世田谷区三軒茶屋の一角にひっそりと構えたフレンチレストラン「アンシェーヌ藍」は、障害者の自立支援を目的とした社会福祉施設で、接客などのスタッフはほぼ全員が障害者だ。障害者が働く店で本格的なフランス料理が楽しめるという、全国的にも珍しい施設ができた背景には「障害者が夢を持てる職場づくりを目指したい」という関係者の強い思いがあった。

障害者逸品 フェアな値で/22~24日‎ 兵庫

朝日新聞 
阪神間の障害者が丹精込めて作った雑貨の数々を、その技や価値に見合った値段で売る「はじめての雑貨店」が22~24日、神戸・元町の老舗・海文堂書店で開かれる。適正な価格で買ってもらうことで、障害者の自立支援につなげようという狙いだ。刺し子を施したバッグやポーチのほか、Tシャツ、せっけん、小皿など100種類以上を販売する。午前10時半~午後7時。22、24日午後2~4時にはワークショップもある。

障害者 生き生き農業‎ 愛媛

朝日新聞 
松山市の障害者就労支援施設がつくる自然栽培の野菜や米が好評だ。ここで働く障害者の収入は全国平均の5倍という。就労支援の農園に必要な国の基準がこの春緩和されるなど、障害者の経済的自立の可能性も広がる。就労支援などを手がける福祉サービス会社が運営する就労支援施設「メイド・イン・青空」。約20カ所に計7万平方メートルの農地を借り、18~60歳の身体・精神・発達障害の15人が自宅から通いながら汗を流している。農薬や肥料を使わない自然栽培が特徴で、年間を通じて50種を超える野菜をつくる。米と柑橘(かん・きつ)類も各年3トン収穫する。

子の発達支援テーマに講座‎ 広島

中国新聞 
子どもの発達支援をテーマにした講座が7~12月の計5回、三原市学園町の県立広島大三原キャンパスである。無料。コミュニケーションや集中力に不安を抱える子どもとの接し方などについて、同大保健福祉学部の林優子教授たちが助言する。発達障害者を支援する市内のNPO法人の活動も紹介する。

2012年6月18日月曜日

発達障害に関する公開講座 長野

MSN産経ニュース 
県立こども病院は24日午後1時半から佐久市生涯学習センターで「発達障害(特性)を正しく理解しよう」をテーマに公開講座を開く。子供の発達に不安を抱いている保護者や発達障害に関心のある人たちが対象で、当日は同病院神経小児科部長の平林伸一氏、同病院リハビリテーション技術科科長の武市敏孝氏、県立こころの医療センター駒ケ根診療部医監、石川弥生氏の3人が講師となり、発達障害の診断方法や発達障害の子供への対応などについてそれぞれ講演する。定員は250人。参加費は無料で申し込みは不要。

流用:館山・知的障害者施設の35歳職員、入所者の預金128万円 千葉‎

毎日新聞 
館山市の知的障害者施設、中里ワークホームの35歳の職員が、30代の入所者の給与などが振り込まれる銀行預金口座から本人に無断で128万円を引き出し、流用していたことが毎日新聞の取材で明らかになった。職員が今年4月、施設グループ内の他部署に異動したことから流用がわかった。同ホームでは職員を自己退職させ、全額を返済させたが、警察には届けなかった。知的障害者に対する問題行為は表面化しにくく、施設側が内輪で処理しようとした可能性が強く、批判が集まりそうだ。

本格的に営農実習、大曲養護高等部 作付から出荷、店頭販売も 秋田

秋田魁新報 
大仙市の大曲養護学校高等部の生徒たちが本年度、作付けや収穫だけでなく加工、出荷までの流れを体験する本格的な営農実習を行っている。来月にはスーパーでの店頭販売にも挑戦する予定。生徒たちは受け入れ農家の手ほどきを受けながら意欲的に作業に取り組んでいる。

障害者に一流の技を 菓子職人が講習会 宮城 ‎

MSN産経ニュース 
障害者の自立を支援するため一流菓子職人が菓子づくりを指導する講習会「神戸スウィーツ・コンソーシアム」(KSC)が16日、仙台市と東京で始まった。KSCはスイーツの聖地、神戸で5年前から始まった。社会福祉法人プロップ・ステーション(本部・神戸市)と日清製粉の共催。仙台開催は初めてで、東日本大震災の復興支援の一環。講習会は全6回。毎月1回、国内を代表する6人のパティシエが交代で一流の技を伝授する。

2012年6月17日日曜日

発達障害;相談が増加、前年同期比1.5倍に 移転、職員増で活動拡充 徳島

毎日新聞 
小松島市中田町の旧徳島赤十字病院跡に移転した、発達障害に関する相談などを担う県発達障害者総合支援センター「ハナミズキ」の利用者が増えている。移転した4月以降、5月末現在で相談件数は236件に上り、前年同期比の1・5倍に。職員数を増やしたことなどが要因とみられる。センターは今年度から巡回形式の相談会を開くなど活動の幅も広げ、更に充実した支援を目指す。

県、発達障害者支援へ基本指針 本年度策定へ‎ 熊本

熊本日日新聞 
県は本年度、発達障害者(児)を支援する行政や学校、福祉施設、雇用者などの役割を定めた基本指針を策定する。指針は就学前、小中学校、高校、成人の4期に分け、機関や施設ごとに具体的な支援内容を示す。切れ目のない支援を実現するため、障害の特徴や受けた支援などを障害者ごとに記録する「サポートファイル」の作成も盛り込む。障害者本人や保護者、関係者からの意見聴取も計画している。

2012年6月16日土曜日

障害者雇用率引き上げへ 政令改正を閣議決定‎

日本経済新聞
政府は15日、民間企業に義務付けられている障害者の雇用率を、現行の1.8%から2%に引き上げる政令改正を閣議決定した。国や自治体も現行の2.1%から2.3%に、都道府県の教育委員会も2.0%から2.2%にそれぞれ引き上げる。新しい雇用率は来年度から適用される。

蕎麦クッキー 一石三鳥の味わい‎ 奈良

朝日新聞 
余ったそば粉を使って障害者らが作った「蕎麦(そば)クッキー」の販売を、宇陀市榛原自明で「蕎麦・菜食 一如庵(いちにょあん)」を経営する桶谷一成さん(38)が始めた。一如庵は昨年、ミシュランのガイドブックで一つ星の評価を受けた。毎月30キロほどのそば粉が残り、畑の肥料としていたが、障害者が菓子作りに取り組む社会福祉法人青葉仁会(奈良市杣ノ川町)の多機能事業所「水間ワークス」を知り、クッキー作りを持ちかけた。桶谷さんからワークスがそば粉を原価で購入してクッキーを作り、それを桶谷さんが仕入れて販売する。「余ったそば粉で障害者に仕事も提供できるし、一石三鳥かな」と話している。

呉の小中校で補助員不足‎ 広島

中国新聞 
呉市の小中学校で発達障害の児童、生徒に寄りそう補助員が足りず、市教委が対応に苦慮している。同市の発達障害の児童、生徒は256人で、5年前と比べほぼ倍増。市教委は本年度、補助員を10人増やし計40人にしたが、それでも児童、生徒が在籍する56校のうち24校には配置できていない。市教委は、きめ細かな対応をするには、さらに補助員の増員が必要だが、厳しい財政事情などから近く広島県に対応を要請する。

2012年6月15日金曜日

韓国の研究陣、自閉症誘発遺伝子を発見‎

朝鮮日報 
韓国の研究陣は、自閉症に関係する新たな遺伝子を発見し、この遺伝子の欠陥でどのように自閉症が起きるかを解明した。研究結果は英科学誌「ネイチャー」に発表された。ソウル大脳認知科学科の姜奉均(カン・ボンギュン)教授、延世大医学部の李敏九(イ・ミング)教授、KAIST(韓国科学技術院)生命科学科の金恩俊(キム・ウンジュン)教授らで構成する研究陣は今回、これまで知られている遺伝子のほかに「シャンク(Shank)2」と呼ばれる遺伝子の欠陥が自閉症を誘発する事実を、マウスによる実験で突き止めた。シャンク2遺伝子は、主に学習・記憶をつかさどる海馬にあり、神経細胞同士を結ぶ役割を担う「シャンク2タンパク質」を生成する。

障害者と企業を結ぶ、就労支援へHP制作ソフトの開発も 神奈川

カナロコ 
障害者の就労支援を掲げて設立されたユニークな株式会社が川崎市中原区にある。その名も「ダンウェイ」。社長の高橋陽子さん(38)は人材派遣会社勤務などを経て、特定社会保険労務士として事務所も持つ、発達障害の小学3年生の子どもの母でもある。6月までに10代から50代までの障害者4人を正規雇用として送り出し、障害者が分業で作業しやすいホームページ(HP)制作ソフトを大手のインテルと協働で開発するなど徐々に成果を挙げている。

ハチ公小径に喫茶店、接客学ぶ 比内養護高等部が限定営業‎ 秋田

秋田魁新報 
大館市の比内養護学校高等部の生徒が接客を学ぶ喫茶店「ハチ公Cafe」が13日、同市中心部の多目的通路「ハチ公小径(こみち)」にオープン、生徒の元気なあいさつが飛び交う中、立ち寄った買い物客らがコーヒーやケーキを味わった。平日に営業していない店舗を同校が借り切って開設、来年2月まで月数回、計17日間出店する。カフェは毎回、教諭1人と同サービス班(1〜3年生13人)の男女生徒3人が運営。営業時間は午前11時〜午後2時半。営業日は月1〜3回で次回は今月20日。

セラピー犬に笑顔、大和東小・支援学級の11人と交流 神奈川‎

カナロコ 
動物療法として人を癒やす効果が期待されているセラピー犬3匹が14日、大和市立大和東小学校を訪れ、特別支援学級けやき級に通う1~5年生11人と交流を深めた。3匹はスタンダードプードルとバセットハウンド、チワワ。誰に触られても嫌がらず、むやみにほえないように特別の訓練を受けており、病院や老人ホームなどを訪ねている。同学級担任の駒野目信之教諭(57)が、3匹を飼育する市内のNPO法人の顧問を務める縁で招かれた。

乗馬療法:楽しく笑顔に 発達障害児の療育に効果 福岡

毎日新聞 
発達障害や知的障害の幼児が通う児童発達支援センター「恵光園こどもの家」(豊前市、松尾英子園長)が、全国でも珍しい乗馬療法を行い、療育に効果を上げている。子供たちが乗馬を楽しみながら馬と触れ合うことで日常生活のルールを自然と身につけ、自信を持つようになるという。乗馬療法が始まったのは97年。スイスの施設で障害児が乗馬を楽しむのを見た前園長が、インストラクターや馬場をそろえて実現させた。

これが言いたい:欧州で脚光浴びる日本の芸術作品

毎日新聞 
「アール・ブリュット(生(き)の芸術)」や「アウトサイダー・アート」と呼ばれる美術の分野が近年注目されている。美術教育や一般的な文化、流行の影響を受けず、自己流の方法や発想で表現された作品を指す言葉だ。具体的には、知的障害者や精神障害者、無名の老人などが作り手の多くを占めている。日本でそういう作品が知られるきっかけとなったのは、93年に世田谷美術館で開催された「パラレル・ヴィジョン」展だった。海外の企画者による展覧会が日本でも巡回されたのだ。けれども実は、山下清や滋賀県の古い福祉現場から生まれた作品は、すでに存在していた。

障害者アート 自立の芽‎ 鹿児島

朝日新聞 
障害のある人の表現活動が「アート」として注目されている。これまで下請けなどが多かった制作活動が見直され、福祉の現場を変えようとしている。鹿児島市吉野町の社会福祉施設「しょうぶ学園」。知的障害のある約120人が利用する。1985年にできた「工房しょうぶ」では利用者の約7割が陶芸、木工、絵画、和紙づくりなどに取り組んでいる。なかでも刺繍(し・しゅう)は「nui project」として制作活動を展開している。99~2000年には東京や京都など全国6カ所で巡回展を開いたりして、高い評価を得てきた。

西荻窪で雑貨店とギャラリーが合同展ー障がい者が作る織物など多彩に‎ 東京

吉祥寺経済新聞 
全国の福祉施設で作られる手仕事品のセレクトショップ「majerca(マジェルカ)」(杉並区西荻北3、TEL 03-6671-7106)とギャラリー「gallery cadocco(ギャラリーカドッコ)」(杉並区西荻北3、TEL 03-6913-7626)の共同イベント「cocoro no wa ~ココロのワ welfaretrade goods~」が6月13日、始まった。期間中、同店では全国の福祉施設で作られた製品を販売。同ギャラリーではデザイナーや作家によるオリジナル製品の展示・販売と共に、5月に行われた「素材市」の各種素材を使った作品の公募展も行っている。開催時間は12時~20時(最終日は18時)。会期中無休。6月20日まで。

2012年6月14日木曜日

鉄道カフェ 17日開設だよ 金沢の障害者施設 模型やグッズ展示‎ 石川

中日新聞 
金沢市間明町の障害者施設「サンサンクラブかがやき」が、十七日にコミュニティー鉄道カフェ「鉄っちゃんの家」を開く。鉄道カフェは市内初という。施設は二十人が利用し、菓子などを製造販売する。ケーキが評判を呼び、納入先は増えたが、近所の人が来店する機会はほとんどなかった。交流の場となる喫茶店は多くの利用者の念願だったという。施設理事長が鉄道友の会北陸支部長で、膨大なコレクションを持っているため、店に付加価値をつけようと鉄道カフェを企画した。

白老の授産施設フロンティアがパンの製造・販売へ‎ 北海道

室蘭民報 
白老町萩野の通所授産施設フロンティア(佐藤春光施設長)は、パン製造・販売の準備を進めている。近く町内3カ所で販売を始める予定だ。 5月中旬から利用者2人、職員1人がパンの試作に取り組んでおり、あんパンやクリームパン、メロンパン、バターロールなど十数種類を試作。販売のめどが見えてきた。同施設が運営する喫茶店「茶連慈」(萩野)、町立病院と町総合保健福祉センターの売店で近く販売する。曜日を決めて、例えば月曜の午前中はあんパンとクリームパン、夕方はバターロールと、焼きたてのパンを提供する。曜日ごとの予定メニューは販売店に掲示することにしている。一日に焼くのは100個弱。

2012年6月13日水曜日

親学議連:「発達障害、予防は可能」 抗議殺到し陳謝‎

毎日新聞 
超党派の国会議員でつくる「親学推進議員連盟」が5月末「発達障害を予防する伝統的子育て」をテーマに勉強会を開いたことが分かった。配布資料には発達障害児の育児環境を「(子どもへの)声かけが少ない」とした表や「発達障害児は笑わない」「予防は可能」などの記述もあった。発達障害は子育ての問題だと受け取られかねない内容に、関係者の抗議が殺到、議連側は最終的に陳謝した。

発達障害の子ども支援 県施設が7月から診療開始‎ 兵庫

神戸新聞 
発達障害がある子どもの早期発見と支援を行う「兵庫県立こども発達支援センター」(明石市魚住町清水)が、7月2日から診療を始める。小児科医らが常駐し、診断・診療から療育(リハビリ)まで一体的に対応する。受診には各市町の窓口を通じた事前相談が必要で、利用が適当と判断された子どもを対象に、受診予約を6月18日から受け付ける。

障がいのある子どもたちの絵画コンクール作品募集/三菱地所‎

週刊住宅新聞 
三菱地所は、障がいのある子どもたちの絵画コンクール「11回キラキラっとアートコンクール」の作品を7月2日から9月21日まで募集する。文科省などが後援する。障がい者のアート作品約3200点をストックする社会福祉法人東京コロニーアートビリティの協力を得て02年にスタートした絵画コンクール。何らかの障がいのある18歳までが応募可能で、児童美術教育研究家の高森俊氏ら審査員が選出した優秀賞50作品は全国6会場で展示会を開く。

2012年6月12日火曜日

「障がい者審査委員会」発足‎ 長崎

長崎新聞 
知的障害などの疑いがある容疑者の事件で、弁護士や検察からの依頼に応じ、専門家が障害の程度や、福祉的な支援が必要かどうかを調査する「障がい者審査委員会」が10日、長崎市で発足した。検察が起訴する前の段階で、障害がある容疑者にどんな処分がふさわしいかの判断材料を提供するのが目的。審査委は、更生相談所職員や社会福祉士など医療、福祉の専門家5人ずつによる2委員会制。同センターに事務局を置く。審査の対象は知的・発達障害などの疑いがある容疑者。審査委は今月下旬から、依頼があった事案の審査に入る。

2012年6月11日月曜日

発達障害 独り立ち協力 滋賀

読売新聞 
発達障害の若者の自立を後押ししようと、県は今年度、生活と就労を一体的に支援する全国初の事業を始める。利用者は、県が提供するアパートで、専門の支援員の助言を受けながら一人暮らしに慣れ、昼間は施設で就労訓練を続けて自活を目指す。担当者は「支援のノウハウを蓄積し、モデル事業として普及させたい」としている。

障害者アート専用ギャラリー 滋賀

中日新聞 
甲賀市甲南町葛木の知的障害者施設やまなみ工房内に9日、障害者アートの専用ギャラリーが完成し、関係者に披露された。「アール・ブリュット(生の芸術)」と呼ばれ、専門の美術教育を受けていない作家によるアートに関心が高まる中、障害者施設内に専用の展示スペースが設けられるのは県内で初めて。

2012年6月10日日曜日

発達障害:子どもと学生ら乗馬体験、DVD教材に 熊本保健科学大 熊本 ‎

毎日新聞
自閉症など発達障害のある子どもと家族、学生たちが乗馬体験を通じて触れ合う様子をDVDにまとめ教材化する試みを、熊本保健科学大(熊本市)の坂本淑江助教(小児看護学)らの研究グループが始めた。周囲と比べて「できない」と自信を失いがちな子どもや家族が元気いっぱいに笑い、学生と遊ぶ様子を伝え「障害」の壁をなくす取り組みとして注目を集めそうだ。

馬に乗り障害者自立を 麗沢大でセラピー 千葉‎

読売新聞 
柏市光ヶ丘の麗沢大で、馬を通じて障害者の心身の機能向上をはかる「ホースセラピー」が実践されている。キャンパス内で飼育する2頭を使い、学生らも協力しており、この4月で活動は3年目に入った。利用者や家族の評価は高く、主催する同大とNPO法人「日本療馬推進会議」は、7月から新たに利用する障害者と家族を募っている。

2012年6月9日土曜日

東尾理子「第1子ダウン症の可能性」公表 激励コメント殺到、一方で「怒りこみ上げた」と松野明美

J-CASTニュース 
プロゴルファー、東尾理子さんがブログで、出産予定の第1子にダウン症の可能性があると書いたことに、元マラソンランナーの松野明美さんが物申した。ブログ上での公表に、ダウン症の子を持つ母親として納得できない様子だ。松野さんは、妊娠中に赤ちゃんがダウン症であるかを調べる検査について否定的なようだが、デリケートな問題であり人によって考え方はさまざまだ。

出版:発達障害児向け相談室開設10年、福岡市早良区・内匠さん夫妻が本 福岡

毎日新聞  
発達障害児を支える相談室を開設して10年になる福岡市早良区の内匠(たくみ)敬人(よしと)さん(59)、良子さん(59)夫妻が「お母さんと先生に伝えたい60のこと〜発達障害児の力を引き出すために」(1575円)を出版した。「得意なことをする中に、苦手克服のヒントがある」など、前向きな関わり合いの大切さを教える。対人関係や学習面など特定のことが苦手な発達障害児に対し、「周囲が『子供の苦手なこと』を気にし過ぎて、良いところすら伸ばせていない」と感じた内匠さんが、2人で実践する支援の考え方をまとめた。

2012年6月8日金曜日

横浜のグループホーム元副理事長を再逮捕、入居者預金を横領した疑い 神奈川

カナロコ 
横浜市泉区のNPO法人「障害者フルライフサポート・ユーリカ」が運営するグループホームの入居者の預金が引き出された事件で、県警捜査2課と泉署などは7日、横領の疑いで、元副理事長矢ケ部恵美容疑者(60)=同市戸塚区原宿1丁目、業務上横領罪で起訴、公判中=を再逮捕した。同容疑者は、入所者から計1140万円を着服したとして、業務上横領容疑で、2月と3月に逮捕。県警によると、「グループホームの改装費や人件費に使った」などと供述していた。利用者ら約20人の口座から約1億円が使途不明となっており、県警が調べを進めている。

福山の療育施設、一部開設へ‎ 広島

中国新聞 
福山市は7日、発達障害とみられる就学前の子どもを対象にした療育施設「こども発達支援センター」を11月に一部オープンすることを明らかにした。現在は検査器具の購入など準備を進めており、今後は小児科医を含むスタッフを採用する。センターは同市三吉町南の市保健センター1、2階。医療▽相談▽発達支援▽地域支援の4部門のうち、発達訓練を含む医療と相談を始める。

2012年6月7日木曜日

発達障害の子を社会で支えよう 啓発本反響 広島

読売新聞 
広島市立広島特別支援学校教諭の竹内吉和さん(52)が、自身の経験をもとに考察した「発達障害と向き合う」(幻冬舎ルネッサンス新書、255ページ、税別838円)を出版した。「向き合うことが、教育や社会全体を見直すきっかけにもなる」といい、障害を正しく理解し、早期に見つけて対処する必要を説いて反響を呼んでいる。広い意味で発達障害に分類される自閉症やアスペルガー障害、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害などの違いや共通点も整理した。そのうえで、最大の特徴は、聞いたことに対して関心を保てる「聞く力」の弱さだとしている。

発達障害児の就学支援、長崎県が計画‎ 長崎

読売新聞 
長崎県は、小学校入学を控えた発達障害児を対象にした支援事業を計画している。相談の受け付けや入学体験を通じて、保護者の不安解消や受け入れ態勢の整備を図るのが目的。早ければ今秋から一部自治体で始め、実施地域を広げていく予定だ。県こども政策局によると、支援事業では、子どもに気になる点が見つかった場合、保健師や地元の教育委員会が保護者の相談に乗り、発達障害と判断されれば、月1回ほど小学校の「通級指導教室」に通ってもらう。学校側は、入学前に子どもの様子を把握することで、適切な教材の準備や教員配置などを行う。

親亡き後の障害者支援 山口‎

読売新聞 
障害者の財産管理などを支援する山口県の「うべ 障害者支援士業ネットワーク」が今月下旬で結成1年となる。障害者の家族らに、専門家が相続などについて助言して不安を解消する新しい取り組みで、他県からも相談が寄せられている。同ネットは「多くの人に知ってもらうために活動の幅を広げたい」としている。同ネットは、宇部市内の弁護士や司法書士、社会保険労務士、精神保健福祉士、税理士ら専門家9人と障害者の保護者ら計11人が「親が亡くなった障害者を支えるきめ細かい支援態勢が不十分」として、昨年6月29日に結成した。

発想斬新個性たっぷり 村上さんイラストが好評‎ 徳島

読売新聞 
幼い頃に自閉症と診断され、徳島県美波町の就労支援施設で働きながら社会復帰を目指している、村上武士さん(38)(牟岐町牟岐浦)が描くイラストが好評で、Tシャツやトートバッグにプリントされ、美波町奥河内の福祉の店「あゆみ」などで展示販売されている。魚や鳥などの生き物や、野菜や果物といった食材をテーマにした村上さんの作品は独創的で、見る人を楽しませている。村上さんの作品は、普段見慣れた被写体を真上や真横から描き、新しい発想で表現。字も横倒しにして書くなど個性があふれる。3月に、同町奥河内の作品展示場「さくら庵」で開催された「心のひびき工芸展」に出品するため、同支援センターが村上さんお気に入りのデザインをTシャツやランチョンマットにプリントした。

2012年6月6日水曜日

自閉症の子供 半数以上に向精神薬‎ 米

SankeiBiz  
米国では不安神経症、抑鬱症、多動性障害などの自閉症のさまざまな併存症に目を向ける医師が増えるなか、自閉症を抱える学齢期の子供の半数余りになんらかの向精神薬が処方されるようになっているという。一方、報告は、使われている薬の幅広さは自閉症の子供への向精神剤使用に対する明確な診療指針が欠けていることの表れである可能性もあると指摘。また、調査を率いたリサ・コルプ博士は、自閉症の子供が抱える症状のいずれに対して薬が使われているかは詳しく調べられていなかったとしている。

札幌:知的障害者見守り、7月から実施へ 北海道

毎日新聞 
札幌市白石区のマンションで知的障害のある妹と世話をしていた姉が孤立死した問題を受け、札幌市は知的障害者の見守り活動を始める。市が提案した実施マニュアル案が5日開いた市民生委員・児童委員協議会の理事会で了承されたことから、今月中旬から各区で研修会を開き、7月中旬以降、順次活動を始める方針。マニュアルによると、見守り活動に同意した知的障害者を対象に月1〜2回、郵便受けや電気メーターの状況をチェックする「外周による見守り」と「訪問・面談による見守り」のいずれかを実施する。

三重中京大跡地:県、特別支援学校建設へ 三重 ‎

毎日新聞 
県などは、来年3月に閉校する三重中京大(松阪市久保町)の解体後の跡地に、県立特別支援学校を建設することを決めた。校舎は、大学を運営する学校法人梅村学園(名古屋市昭和区)が解体、撤去する。来年度以降、土地購入価格を協議し、まとまり次第、着工を目指す。

福祉の現場 体験実習 障害者施設で新人市職員‎ 富山

中日新聞 
四月に富山市役所に入った市職員が四日、同市山田宿坊の知的障害者入所更生施設「あざみ園」で体験実習に臨み、障害者の仕事などを学んだ。体験実習は、福祉の現状を知ってもらおうと、市の新規採用職員研修の一環で、毎年実施。本年度は四十四人が十三日まで順番に園を訪問する。市職員は七月上旬、市環境センターでごみ収集の実習にも取り組む。

就労支援 パン販売始まる‎ 愛知

朝日新聞 
春日井市内の就労支援施設に通う知的障害者が製造したパンの販売が、同市民病院(鷹来町1丁目)の1階ホールで4日、始まった。パンの販売は、市職員の提案で5年前から始まった「元気ショップ」事業の一環で、市民病院は市役所に次いで2カ所目になる。市民病院では、ワーカー鷹来が「なかぎりワークス」(中切町3丁目)と共に、月、水、金曜日の午前11時30分から販売する。

仲町台の地域活動支援施設が手作り手帳 横浜・高島屋で販売 神奈川

秋田経済新聞 
横浜市営地下鉄仲町台駅近くの地域活動支援センターなどで作られた手帳が6月6日から、「スローレーベルショップ in 横浜高島屋」で販売される。販売される手帳は「さをり織り」や「裂き織り」のカバーでできた手帳。仲町台の地域活動支援センター「マローンおばさんの部屋」(横浜市都筑区仲町台1)が横浜市内の知的障害者施設で織られたさをり織りなどを使って、カバーを制作し、ものづくりスペース「いのちの木」(仲町台1)が中身の手帳の製本作業を行った。

2012年6月5日火曜日

ブログで第一子のダウン症候群の可能性を告白した東尾理子に応援コメント多数

インフォシーク  
現在妊娠五か月のプロゴルファー・東尾理子が3日付のブログで、検査の結果第一子にダウン症候群の可能性が判明したことを告白した。俳優・石田純一との第一子を11月に出産予定の東尾理子が自身のブログで、生まれてくる子に障害があるかを調べるクアトロテスト血液検査を受けたことを報告。そのうち、ダウン症候群のテストのみ陽性反応が出て、医師に「82分の1の可能性」と告げられたことを明かした。

2012年6月4日月曜日

「高次脳機能障害を知って」 2人で作品展‎ 佐賀

佐賀新聞 
交通事故や脳卒中などによる脳損傷で、記憶や思考機能が低下する「高次脳機能障害」がある2人の作品展「紙と土のコラボ」が2日、佐賀県鳥栖市立図書館で始まった。折り紙と陶芸の作品100点に加え、「どのように対処していけばいいのか」という悩みや「障害者雇用を進めて」など、当事者や家族が思いをつづったメッセージも展示している。6日まで。

2012年6月3日日曜日

明星大教授・高橋史朗 家庭教育支援条例の混乱を正す‎

MSN産経ニュース 
大阪維新の会の家庭教育支援条例をめぐる混乱について3点述べたい。まず第1点は、条例案の「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害やそれに似た症状を誘発する大きな要因」と書かれた箇所のうち、「愛着形成」を「愛情不足」とほとんどのマスコミが誤報し、この文言が一人歩きしたために反発を招いたということである。

立川市、子どもと若者の自立支援強化へ 東京

読売新聞 
立川市は、不登校や引きこもり、ニートや発達障害といった社会生活を送る上で困難を伴う子どもや若者の自立を支援するため、「若者等育成支援ネットワーク会議」を発足させた。教育や福祉、雇用など33の専門機関が横断的にサポートしていくのが特徴で、多摩地区では初めての試み。市は今秋からの支援開始を目指す。

タブレット端末、障害児学習に効果‎ 佐賀

佐賀新聞 
佐賀県が推進する電子黒板やタブレット型情報端末など最新のICT(情報通信技術)機器を活用した教育が、障害児学習の現場に変化をもたらしている。ICT機器の使用で意思疎通が容易になり、学習意欲を喚起する効果も得られており、各学校は急速に進む学習環境のデジタル化に期待を寄せている。

障害者雇用に子会社生かす 法定雇用率達成‎ 石川

読売新聞 
民間企業は障害者雇用促進法で一定割合の障害者雇用を義務づけられているが、県内企業で基準を満たしているのは全体の約半数だ。各社の足踏み状態が続く中、北陸初の特例子会社を設立し、雇用率を上昇させた金沢市の繊維機械メーカー「津田駒工業」(菱沼捷二社長)の取り組みを紹介する。同社の取り組みを学ぼうと、昨年1年間で企業関係者ら約300人が見学に訪れるなど、地域に刺激も与えている。高野課長は「自分たちだけでは限りがある。障害者雇用が他社にも広がれば」と期待している。

タウンたうん:「子育てマップ」を作製 佐賀 ‎

毎日新聞 
育児の悩みや健康、障害の心配など、子育て中の親を応援しようと、佐賀市障がい福祉課は「佐賀すこやか子育てマップ」を作製した。同マップは、福祉サービスを提供する施設を書いた一覧表。発達障害児の子育て支援用に作られたが、より多くの親に活用してもらおうと、中学生まで受けられるサービスまで拡張した。市役所や支所で入手できるほか、15日に配られる市報にも掲載されるという。

彩り絵画展:AKIさん、独創的色彩で動物描き 福岡‎

毎日新聞 
東京都出身の画家、デザイナーのAKIさん(25)=本名・木下明幸=の「彩り絵画展」と題した作品展が4、5の2日間、門司区大里本町3のギャラリーカフェ・ジラソーレで開かれる。経度の知的障害のあるAKIさんは自由な感性と独創的な色彩で、小さい時から動物をテーマに描いてきた。AKIさんは昨年3月、東日本大震災の発生直後には自家用車の中で避難生活を体験。そのころから、花を描くことが多くなったという。入場無料。

イチゴいちえ:農作業通じ、障害者支援 栃木‎

毎日新聞 
「ナス」1袋1000円。「そんな野菜を見たら誰でもびっくりしますよね。でも、売る大変さも知ってほしいから、自分で収穫した野菜に自分で値段をつけてもらってるんです」4月に宇都宮市で初めて開所した、農作業を通じて障害者の就労を支援する「ソーシャルファーム長岡」。菊地章夫施設長は利用者らが作る野菜についてこう話す。

2012年6月2日土曜日

「これからの特別支援学校施設」‎

文部科学省 
文部科学省では、高等学校及び特別支援学校に関する施設整備指針の改訂を受けて、新しい教育内容に対応した学校施設に関する事例集を作成しましたので、公表いたします。高等学校教育改革の進展を受け、総合学科、単位制高校、中高一貫教育校などの新しいタイプの高等学校が増えています。また、特別支援教育の推進のため、複数の障害種に対応した学校や、職業教育を重視した学校など新しいタイプの特別支援学校が整備されています。

障害者就労 デル後押し 宮崎市にセンター開設 宮崎‎

西日本新聞 
米国のIT大手「デル」の日本法人(川崎市、郡信一郎社長)が1日、顧客のサポート拠点がある宮崎市で「障がい者キャリアサポートセンター」を開設した。障害者の就労機会を広げる狙いで、13カ月間、有給で職業訓練をする。1期生として、応募者約20人から選ばれた20~56歳の身体、知的障害者9人が契約社員として入社。パソコンの基本操作やソフトウエアの使い方、ビジネスマナーなどを学ぶ。同社は受講後に数人を正社員として登用する方針。2期生も年内に募集する

障害者就労を継続支援 就労支援事業所オープン‎ 栃木

下野新聞 
障害者の就労継続支援事業所「ユーファーム平出」がこのほど、平出町にオープンした。利用者と雇用契約を結び、最低賃金法の適用、福祉サービスを受けられる「A型事業所」で、現在8人がシイタケ栽培などを行っている。開設したのは、元特別支援学校教諭で所長の飯塚由美子さん(53)。障害者の就労機会を増やそうと準備を進め、先月7日に開所した。県障害福祉課などによると、県内で「A型事業所」の指定を受けているのは15カ所目。飯塚所長は「この場所で作業能力を習得し、コミュニケーション能力なども学んで、一般会社就労へとステップアップしてほしい」と話している。

2012年6月1日金曜日

JR阪和線の男児死亡:施設から出て事故か 理事長「安全対策考えたい」 和歌山

毎日新聞 
和歌山市上野のJR阪和線紀伊−山中渓間で30日に快速列車にはねられて死亡した男児(4)は重度の知的障害があり、現場近くの施設に通っていた。施設によると当日、施設から外に出て事故に遭ったとみられるという。和歌山東署は詳しい経緯を調べている。施設を運営する社会福祉法人の理事長によると、同日午前10時5分ごろ、施設の庭で遊んだ後の点呼では、男児の所在を確認。子どもたちが施設内に戻った後の午前10時10分ごろ、男児の靴がないことに気づき捜していた。玄関は施錠しており、庭を囲む高さ約1メートルのフェンスを乗り越えたとみられる。男児は過去にもフェンスを乗り越えたことがあったという。

提訴:24時間介護求め 31歳の男性、まんのう町を 香川‎

毎日新聞 
重度の知的障害を持つ、まんのう町の男性(31)が家事援助などの介護を認められなかったとして、処分の取り消しを求めて高松地裁に提訴した。30日には、同地裁(横溝邦彦裁判長)で第1回口頭弁論があり、町側は請求棄却を求める答弁書を提出、争う姿勢を示した。閉廷後、原告側の弁護団が記者会見し、次回口頭弁論以降、1日24時間の介護と介助者2人での介護を求めていく方針を明らかにした。会見に出席した成年後見人の父正さん(62)は「障害があっても安全、安心な生活を送ってほしい。施設ではなく、地域で自立して生活できることを希望している」と訴えた。

「音楽で飯を食う」 松本の知的障害者楽団‎ 長野

朝日新聞 
知的障害者でつくる楽団「ケ・セラ」(松本市)が今年秋に活動10周年を迎える。目標は「音楽で飯を食う」。道のりは険しいが、公演回数は少しずつ増えて年間30回ほどになった。楽団を運営するのはNPO法人「ケ・セラ」。拠点となる松本市内の共同作業所に音楽の専用練習場があり、平日の午前9時から午後4時まで、エレキギターやドラムス、キーボード、シロフォンの音が響く。

「じろはったん」の看板 作者の郷里・朝来に設置‎ 兵庫

神戸新聞 
兵庫県朝来市出身の児童文学作家、森はなさんの代表作「じろはったん」の舞台を案内するイラスト入りの看板が、同市和田山町宮田の大蔵地区市民会館横にお目見えした。「じろはったん」は太平洋戦争のさなか、知的障害のある青年が学童疎開した神戸の児童らと心を通わせていく物語。はなさんが生まれ育った大蔵地区がそのままの名前で登場し、語りには但馬の方言が使われている。

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