2012年11月30日金曜日

障害者ノーマライゼーション考える あす池田でイベント 大阪

大阪日日新聞 
大阪府の池田市などは落語や映画の上映を通して障害者のノーマライゼーションを考えるイベント「さざなみ」を12月1日、同市立保健福祉総合センター(城南3丁目)で開く。当日は、重度のてんかんと知的障害のある少女を追ったドキュメンタリー映画「奈緒ちゃん」の上映や、精神疾患による体験を、笑いを交えて語る、またき亭いっぱいさんによる創作落語「家族ゲーム」の披露のほか、池田ハンドベルリンガーズによる演奏がある。市内の各障害者施設、グループの作品展示、販売なども行う。入場無料。午前10時25分から。

障害者が制作した作品を展示 アートプラザ 大分

大分合同新聞 
県内の障害者が制作した芸術作品を展示する「ときめき作品展」が29日、大分市のアートプラザで始まった。12月3日まで。展示時間は午前10時~午後5時(最終日は正午)。県内の身体、知的、精神の障害者団体などで構成する県障害者社会参加推進協議会(戸高誠会長)が、障害者の芸術文化活動を活発にしようと毎年開いている。17回目となる今年は絵画、工芸、写真、書、陶芸の各部門に300点の出品があった。

千歳市役所で「ふれあっ展」始まる 特別支援学級児童生徒の作品200点 北海道

苫小牧民報 
千歳市内の特別支援学級の児童生徒による図工や書道などの作品を集めた「ふれあっ展」が28日、市役所1階の市民ホールで始まった。12月3日まで。特別支援教育で児童生徒が取り組んでいる活動を、市民に広く知ってもらおうと開かれている作品展。北進小中、千歳中、北栄小、向陽台小、北陽小から200点を超える作品が集められた。

障害者働く喫茶、準備進む 開館予定の「やすらの里」内 京都

京都新聞 
京都府与謝野町加悦に来年3月オープン予定の複合福祉施設「やすらの里」内に、障害者が働く喫茶が設けられる。町内産の野菜をふんだんに使うランチを目玉メニューにする予定で、社会福祉法人・よさのうみ福祉会が準備を進めている。この施設内で弁当や給食の調理を担当する同福祉会が、障害者の雇用を確保するとともに、地域住民との交流の場にしようと喫茶の開店を企画した。思いが花開く場に、と「花音(かのん)」と名付けた。

2012年11月29日木曜日

徳島駅構内そば店「れもん」1周年 障害者、経験積み自信 徳島

徳島新聞 
障害者が働く飲食店として全国のJR駅で初めて徳島駅構内にオープンした「麺家れもん徳島駅」が12月1日、1周年を迎える。本格的な祖谷そばを看板メニューに常連客もでき、毎日50~60人の客でにぎわっている。これまでに同店で社会経験を積んだ5人が一般就職を果たすなど、実績も上がっている。麺家れもん徳島駅は障害者の就労移行の支援を目的に、社会福祉法人カリヨン(石井町)が開店させた。軽度、中度の知的障害者が製麺から調理、販売まで携わっており、障害者の希望や得意分野に応じて仕事に就いている。

特性知ってサポート 発達障害者 職場環境でセミナー 大阪

大阪日日新聞 
コミュニケーションなどが苦手な発達障害者の働きやすい職場環境について、企業関係者らが理解を深めるセミナー「発達凸凹がわかれば職場が変わる!」が27日、大阪市北区のハービスプラザで開かれた。参加者らは、障害があっても得手不得手を踏まえた対応をすれば力を生かせる点などを学んでいた。

2012年11月28日水曜日

自閉症:脳内で免疫細胞活発化 浜松医大など確認、活動抑制で治療に道

毎日新聞 
自閉症の人の脳では、そうでない人と比べてある種の免疫細胞の数が増え、その活動も活発になる傾向があることを、浜松医大と中京大などのグループが臨床研究で確かめたと発表した。この細胞の働きを抑えることができれば、自閉症の治療や予防法の開発につながるという。米国の精神医学専門誌(電子版)に27日、論文が掲載される。

「どんなDNAなら生まれてきていいのか」 ダウン症協会理事長

kenko100 
11月13日に行われた日本産科婦人科学会公開シンポジウム「出生前診断―母体血を用いた出生前遺伝学的検査を考える―」における日本ダウン症協会の玉井邦夫理事長の発言を、ほぼ全文紹介する。「なぜ、ダウン症にメディアが注目するのか」について「彼らがしっかりと生きるから」と自らの考えを打ち明けた玉井理事長。出生前診断が今後、他の病気にも応用されたとき、「どんなDNAの人なら生まれてきていいのか」を考えるには教育などの存在が欠かせないと訴える。

2012年11月27日火曜日

大津で障害者作業所PRイベント 30事業所出展、「お試しカフェ」も 滋賀

びわ湖大津経済新聞 
障害のある人が働く作業所の商品の展示やサービスのプレゼンテーション、先駆事例発表などを行い新たなビジネスチャンス創出の場となることを目的に12月7日、大津プリンスホテル(大津市におの浜4)で「B.A.P(ビジネスアビリティプレゼンテーション)2012おこしやす『未来のしごとおこしフェスタ』」が開催される。滋賀県、滋賀県社会就労事業振興センターが主催。開催時間は11時~16時。入場無料。

お菓子コンテスト:5障害者作業所出品、好評 兵庫

毎日新聞 
障害者作業所で作っているスイーツの出来栄えを競ったり、販売したりする第1回「チャレあま」スイーツコンテスト(主催・同コンテスト実行委員会)が25日、尼崎市南塚口町2の塚口さんさんタウン2階スカイコム広場であった。阪神間にある五つの障害者作業所が参加し、計300食を準備したが、開始から約20分間で「完売」となる盛況ぶりだった。

2012年11月26日月曜日

発達障害学生へ支援広がる 県内の大学で取り組み 岩手

岩手日報 
コミュニケーションや社会性に困難を抱えるアスペルガー症候群など発達障害のある大学生への支援が本県で広がっている。盛岡市上田の岩手大(藤井克己学長)は本年度、学生特別支援室を設け、滝沢村滝沢の県立大(中村慶久学長)も教職員の理解を深める研修会などに取り組む。

独創アート280点、近江八幡で展示 障害者が出展 滋賀

京都新聞 
障害者の芸術作品を一堂に集めた恒例の「滋賀県施設合同企画展 ing…障害のある人の進行形」が、近江八幡市永原町上のボーダレス・アートミュージアムNO-MAで開かれている。独創的な造形の粘土作品や絵画など約280点が並ぶ。 来年1月20日まで。入館料200円で、障害のある人は無料。午前11時~午後5時。休館は月曜と12月28日~1月4日。

安芸高田「縄文あいす」連覇 障害者施設菓子コンテスト 広島

読売新聞 
障害のある人たちが働く中国5県の授産施設などで作られた菓子のコンテスト「ひろしまS―1サミット2012」(県、県就労振興センター主催)が24日、広島市中区のシャレオ中央広場で開かれた。県内を中心に15施設が参加。県産の柑橘(かんきつ)類や牛乳、おから、酒粕(かす)などを使ったクッキーやケーキ、アイスクリームなどを出品した。職人らの指導を受けて作られた菓子もあり、こだわりの一品ぞろい。各ブース前に大勢の市民らが並び、試食用に用意された520人分が完食された。最も支持を集めたのは、ひとは工房ひとは館(安芸高田市)が出品した「縄文あいす キャラメル味」。前年に続き、グランプリに輝いた。

2012年11月25日日曜日

町屋アール・ブリュット展:町家で「生の芸術」披露 兵庫

毎日新聞 
知的障害がある人などによる独創的なアート作品を展示する「第1回町屋アール・ブリュット展」が24、25日午前10時〜午後6時、姫路市大野町の伝統的な町家「大野邸」のギャラリーで開かれる。同展を企画した同市香寺町のグラフィックデザイナー、うのはつみさん(53)は「思いのままに描いた作品は迫力がある。作品から出るパワーを感じてほしい」と話す。入場料は無料。

食堂「アミアミ」:開所式 障害者就労、社会へのステップに 兵庫

毎日新聞 
障害のある人が働く食堂「アミアミ」が県洲本総合庁舎(洲本市塩屋2)の洲本職員福利センター1階に今月、オープンした。23日には開所式が開かれ、食堂を運営するNPO法人「淡路障害者連絡会」(大島清司理事長)の関係者など約40人が門出を祝った。同センターの食堂を委託運営していた民間業者が撤退するのを契機に、同連絡会が障害者が働く場を提供しようと、昨年秋からNPO法人化の準備を進めてきた。10月に認可を受け、今月の営業開始にこぎつけた。営業時間は平日の午前8時半〜午後4時。

2012年11月24日土曜日

飯田圭織、高橋愛、新垣里沙、モーニング娘。がインクルージョン社会アピール!

芸能ニュースラウンジ 
人気アイドルグループ『モーニング娘。』メンバーと、飯田圭織(31)、高橋愛(26)、新垣里沙(24)が23日、神奈川・トレッサ横浜でTOYOTA presents『ゆうきのつばさ2012~インクルージョン(包み込む)社会~』開会式に登場した。障がいの有無などにかかわらず、すべての人たちが人らしくいきいきと命を輝かせるインクルージョン社会の創出を目指す活動で、今年で3年目。知的障がい者のパフォーマンスを始め、お仕事体験『ぷれジョブ』の紹介、ライブペインティングなど、障がいのある人とさまざまな交流ができるというイベントを通して、差別や偏見を持たない社会を目指していく。

全国障害者芸術・文化祭が開幕 25日まで 佐賀

佐賀新聞 
第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会「バラエティ・アート・フェスタ」が23日、佐賀市の市文化会館などで開幕した。ステージでの芸術表現では佐賀県立盲学校の生徒らがダンスや和太鼓演奏など日ごろの活動を披露。ロンドンパラリンピックの金メダリストを招いたゴールボール体験など多彩なイベントを展開した。会場では障害の有無にかかわらず交流の輪が広がった。25日まで。

障害者と魂のロック 「サルサガムテープ」 かしわ哲さん 冷笑への怒り原点

西日本新聞 
「障害があっても、俺たちは音楽で生きていく。そう言ったら、みんなが笑った。できっこないって…。冗談じゃないぜー」-。神奈川県内の障害者バンド「サルサガムテープ」を率いて18年になるミュージシャンのかしわ哲さん(62)。今月11日、福岡市少年科学文化会館のステージでこう叫んだ。サルサガムテープは故忌野清志郎さんと共作CDを発売したり、パリで街頭ライブを成功させたりと、全国に増えつつある障害者バンドの先頭を走る。かしわさんに、なぜ障害者がロックなのか、聞いてみた。

障害者数水増し請求 2380万返還求める 船橋市の就労支援事業所 千葉

千葉日報 
就労支援事業所で働く障害者の人数を水増し報告して不正に給付費を受け取ったとして船橋市は22日、同市三咲2の指定障害福祉サービス事業所「コミュニティカフェきずな」の指定を取り消し、運営法人に約2380万円の返還を求めると発表した。障害者自立支援法に基づく指定の取り消し処分は県内初。同市によると、運営法人は同市緑台1のNPO法人「なのはな障害者就労支援センター」(門田正則理事長)。同法人は事業を開始した昨年1月~今年7月の間、同カフェで15人が就労したと市に給付費を請求。だが、このうち6人は一度も働いた事実がなく、1人は途中でやめたにもかかわらず請求が続いていた。

2012年11月23日金曜日

家族5人殺傷 長男の懲役30年確定へ

日刊スポーツ 
最高裁第2小法廷(小貫芳信裁判長)は21日までに、愛知県豊川市で2010年、家族5人を殺傷したとして、殺人などの罪に問われた長男の無職岩瀬高之被告(32)の上告を棄却する決定をした。懲役30年とした1、2審判決が確定する。19日付。岩瀬被告は自閉症などの障害があり、公判では責任能力の程度や、殺意の有無が争点となった。

小学校に残る山下清のペン画が23日公開、修復に寄付呼び掛け 横浜

カナロコ 
横浜市立浦島小学校(同市神奈川区)に残る山下清のペン画を、修復・保存するため、寄付金を呼び掛ける運動が始まる。同校とNPO法人美術保存修復センター横浜(青木享起理事長・同市中区)が連携して取り組み、23日に行われる同校の学習発表会「たまてばこ発表会」で絵を一般公開し、募金箱を設置する。同法人の大西章夫さんによると、作品は模造紙に描かれており、酸化による茶褐色のシミが発生しているという。このまま放置するとさらに酸化、退色が進み、紙の亀裂、破損にもつながる。「取り返しがつかない状況になってからでは遅い」と、心配している。修復に必要な金額は60万円。同法人への郵送や銀行口座への振り込みも可能。

障害者自立へメガソーラー 香川

読売新聞 
香川県宇多津町の社会福祉法人「鵜足津福祉会」が町内で運営する障害福祉サービス事業所「エコランド鵜足津」にメガソーラー(大規模太陽光発電所)が完成し、21日に記念式典があった。通所者に4144枚ある太陽光パネルの掃除や敷地の除草に従事してもらい、賃金を支払う。小松守理事長は「環境に配慮した事業を障害者の自立につなげたい」と話している。1・1ヘクタールの敷地に完成したメガソーラーは、出力約1メガ・ワット。年間に一般家庭約300世帯分にあたる約109万キロ・ワット時を発電し、約4500万円の売電収入を見込む。

2012年11月22日木曜日

障害者ら移動販売 群馬

朝日新聞 
前橋市天川大島町の障害者就労支援施設「よろず屋寒春・赤城高原ミート」で働く知的障害者らが20日、前橋市北部の高花台団地で、移動販売車に積んだ手作りの総菜などを初めて販売した。車などの交通手段がない団地の高齢者らの役に立ち、仕事の場も広がる「一石二鳥」を狙った試みだ。移動販売は27日も行い、12月から毎週金曜日に販売する。職業指導員の福岡直哉さん(27)は「障害がある人たちが外で働く機会になれば。今日がスタート。団地の人に知ってもらい、移動販売を広げていきたい」と話した。

パン販売で資金と「生きがい」 宇都宮に障害者施設開設へ 栃木

下野新聞 
障害者が生きがいを持てる施設づくりを目指し、保護者らが今夏、西川田南1丁目にNPO法人「ルヴァン」を設立、施設開設の準備を進めている。天然酵母にこだわったパン販売で資金を調達。25日には、若草1丁目のわかくさアリーナで活動の紹介を兼ねた音楽会を開催する。大島淳子理事長は「一人一人の障害者の個性に合った生きがいづくりを支援できる施設を目指したい」と話している。NPO法人の事業の柱は事務所内で営む「自然派パン工房ハートベリー」のパン受託販売。天然酵母、国産小麦使用が売りだ。障害者が袋詰めや販売に携わり、活動資金を集める。

障害者施設製品「和三盆コロン」「スウィーツ甲子園」で最優秀 徳島

MSN産経ニュース 
徳島市の社会就労センター「かもな」が作った洋菓子「和三盆コロン」が、今月初旬に神戸市で開催された「第4回スウィーツ甲子園」で最優秀のグランプリを受賞した。スウィーツ甲子園は障害者施設で作られた菓子の味やアイデアを競い合う大会。今回は東日本大震災の被災地を含む全国11府県の15施設が参加し、市民の投票と専門家の審査でグランプリなどを選んだ。和三盆コロンは、NPO「とくしま障害者授産支援協議会」が専門家のアドバイスを受けながら平成22年度に開発。県産の阿波和三盆糖や米粉をふんだんに使用、サクサクした歯応えと上品な甘さが特徴。

2012年11月21日水曜日

準強姦容疑で陸士長逮捕 知的障害の女子中学生に 大阪

スポーツニッポン 
大阪府警枚方署は20日、女子中学生に乱暴した準強姦と同未遂の疑いで、陸上自衛隊信太山駐屯地(大阪府和泉市)の第37普通科連隊に所属する陸士長川崎良容疑者(22)を逮捕した。逮捕容疑は5月上旬、携帯電話の出会い系サイトを通じて知り合った女子中学生の知的障害に付け込んで、府内のホテルに連れ込み乱暴しようとして未遂に終わったほか、5月中旬に別のホテルに連れ込み乱暴した疑い。

障害児福祉に全力投球 元プロ野球投手の加藤さん 岩手

岩手日報 
プロ野球千葉ロッテマリーンズの元投手、加藤高康さん(43)は、矢巾町西徳田に今月開所した障害児通所支援事業所「グランマとくたん」の施設長に就いた。宮城県の福祉施設で勤務経験もある加藤さんは「障害のある人は、自分とは次元の違うつらい思いをしている。それをなくしたいし、人の役に立ちたい」と、障害児福祉の充実に全力投球する覚悟だ。

県障害者作品展に314点 力作そろう 佐賀

佐賀新聞 
県障害者作品展が17日、佐賀市大和町のイオン佐賀大和店で始まった。細やかに表現した作品ばかりで、根気強い作業の様子がうかがえる。25日まで。同展は、県障害者社会参加推進センターが毎年開いており今年で12回目。県内の福祉作業所などの利用者らが書や写真など6つの部門別に314点を出品した。展示はイオン佐賀大和店2階ホールで開催。午前10時~午後5時まで。

2012年11月20日火曜日

障害者施設に基板解体を依頼 アンカーネットワーク、NPO法人と連携 千葉

SankeiBiz 
リサイクル業者と障害者施設がコラボレーションして、パソコンの基板などからレアメタルなどを回収する取り組みが始まった。資源循環システムの構築と障害者雇用を両立させる環境・福祉ビジネスとして注目される。コラボの仕組みはこうだ。アンカーが企業から要らなくなったパソコンなどを買い取り、障害者リサイクルネットがその分解・仕分け作業を障害者施設に委託。障害者の手解体によって回収されたレアメタルなどをアンカーが素材買い取り企業に売却する。

発達障害の若者 体癒やす料理店 大阪

読売新聞 
発達障害の人たちが働く、こだわりの料理店が大阪市城東区中央にオープンした。社会福祉法人「そうそうの杜」(城東区)が、先月9日にオープンさせた「発酵薬膳料理 Kawasemi」。障害の特性が理解されにくく、社会で孤立しがちな若者らが、厳選した卵や野菜を使った「健康メニュー」で、地域にアピールしており、自らお薦めの一品を考案するスタッフも。運営する社会福祉法人は「これまでのように受け身ではなく、障害者が積極的に地域貢献できる店になれば」と期待している。営業は平日の午前11時45分~午後6時。土、日曜、祝日は休業。

焼き鳥販売店舗を開設 葛巻の障害者施設 岩手

岩手日報 
葛巻町葛巻のすずらん工房(藤岡徹管理者)は16日、同町葛巻の中心商店街の空き店舗を改装し、焼き鳥販売店「すずらん亭」をオープンした。障害者の働く場を創出し、工賃アップにつなげる。通所者は事業所職員と共に調理や販売を担当。営業は毎週水曜日の午後3時から同6時まで。場所はスーパーとりいの向かい。店は空き店舗を約95万円で改装した。利益は通所者の工賃に還元する。

作品展:障害者、手がけた314点 絵画や工芸を展示 佐賀

毎日新聞 
障害のある人が手がけた絵画や手芸、写真を集めた作品展が、25日まで佐賀市大和町のイオンモール佐賀大和店で開かれている。力作314点。芸術、文化活動を通して、障害者の社会参加につなげようと、毎年開催。書▽絵画▽写真▽工芸▽手芸▽和・洋裁−−の6部門で、身体、知的、精神障害のある人たちが応募した。午前10時〜午後5時。

シイタケ:障害者が生産、販売 「肉厚でおいしい」好評です 愛知

毎日新聞 
一宮市木曽川町内割田の、きそがわ福祉会「黒田ドリーム作業所」(田中由美子責任者)が生産、販売しているシイタケ「ドリームしいたけ」が「肉厚でおいしい」と好評だ。通所者たちは毎朝、丁寧に収穫し、作業所の駐車場で月〜金曜日の午前10時〜午後3時に販売している。収穫と販売は13年3月ごろまで続けられる。作業所には、さまざまな障害を持つ18〜62歳の男女40人が通所している。近くで経営する喫茶店で働く人もおり、シイタケ栽培は10人が担当している。

2012年11月19日月曜日

障害者雇用率達成の企業 半数以下

NHK 
法律で義務づけている障害者の雇用率を満たした民間企業は、全体の46%と、去年より僅かに改善したものの、依然として半数に満たないことが厚生労働省の調査で分かりました。障害者の雇用を巡っては、現在、従業員が56人以上の民間企業は、全体の1.8%以上の障害者を雇用するよう法律で義務づけられています。障害者の雇用率は来年4月から2%以上に引き上げられることになっていて、厚生労働省は「雇用情勢が厳しいなか、僅かだが改善しており、努力している企業が多いことが伺える。より多くの企業が達成できるよう支援を強化したい」と話しています。

ダウン症に理解を、子どもらと歩くイベント 東京

毎日放送 
障がいへの理解を深めてほしいと、ダウン症の子どもたちと家族が一緒に歩くイベントが行われました。 このイベントは、ダウン症の子どもを持つ親たちが作ったNPO法人が主催したものです。18日はダウン症の子ども80人とその家族ら350人が東京の代々木公園を一緒に歩き、障がいへの理解を深めてほしいと訴えました。妊婦の血液でダウン症などの染色体異常がわかる新しい出生前診断への関心が高まっていますが、主催者は「ダウン症を持つことが不幸だという前提で診断が行われるのは疑問に感じる。元気に社会参加している姿を見てほしい」と話しています。

2012年11月18日日曜日

障害者/高齢者のコミュニケーションを支援する iPhone アプリ「お元気ですか」

インターネットコム 
はんぶんこは、障害者/高齢者のコミュニケーションを支援するため、家にいる/元気があるといった8種類の言葉を選択して文章作成・送信ができる iOS アプリケーション「お元気ですか」を提供開始した。iTunes App Store で無償ダウンロード提供中。iOS 5.0以降の iPhone/iPod touch/iPad に対応する。高次脳機能障害者を支援する NPO 法人「笑い太鼓」の監修に基づいて開発した。

府内40授産施設、日替わり出店 駅ビルで福祉フェスタ 京都

京都新聞 
京都府内の授産施設の商品を販売する「ハートプラザKYOTO 福祉フェスタ」が16日、京都市下京区の京都駅ビル2階で始まった。障害者が作った雑貨や食料品など約300の商品が並び、駅を行き交う人々が品定めをしていた。府内163の授産施設でつくるNPO法人京都ほっとはあとセンター(中京区)の主催。5日間のフェスタでは日替わりで計40施設が出店する。20日まで。

九千部学園で版画カレンダー作り 佐賀

佐賀新聞
鳥栖市の知的障害者更生施設「県立九千部学園」(古賀千加子園長、53人)で、恒例の木版画カレンダー作りが進んでいる。来年のえと「巳」をデザインした表紙に、毎月メルヘン調の図柄が並ぶ。今月末には装丁を終え、実習先の企業などにプレゼントする。自立に向けた就労技術の体験として毎年、1年生が担当。9月から作業を開始し、13人の生徒で表紙と12カ月分のデザインと版木作りを分担した。

2012年11月17日土曜日

県教委、初めて達成 学校技能員に大量採用 障害者の法定雇用率 千葉

千葉日報 
県教育委員会が本年度、国が定める障害者の法定雇用率(2・0%)を初めて達成したことが千葉労働局の調べで分かった。県立学校の技能員として知的障害者を多く採用するなどの取り組みが雇用率を押し上げた。県教委教育総務課によると、新規採用したのは主に知的障害者で、特別支援学校を含む県立学校で清掃などを行う学校技能員。昨年も約40人を採用した。

感情表現 手助けアプリ 香川

朝日新聞 
発達障害や知的障害の子どもたちの学習を支援するスマートフォン用のアプリを、香川大学と富士通が共同で完成させた。感情の表し方や平仮名の書き方などを、アニメーションで分かりやすく教えてくれる。先月から5種類のアプリを無料公開したところ、これまでに計約6千回ダウンロードされた。「特別支援スマホアプリ」はアンドロイド端末向けに、来年10月末まで無料で公開されている。グーグルプレイからダウンロードできる。

カフェレストラン:「JuJu・マルシェ」開業 障害者就労支援、5人がスタッフに 山形

毎日新聞 
新庄市北本町通りに15日、障害者の就労を支援するカフェレストラン「JuJu・マルシェ」がオープンした。「もっと体を動かして、人と接する仕事をしたい」という軽度の障害者のために、仕事の選択肢を広げたいと、就労支援活動を行っているNPO法人「福祉サポートセンター山形」が、初めて飲食店の運営に携わった。同センターの花岡滋子所長(53)は「飲食店運営のノウハウがなかったので開店までは苦労した。多くの人と接して普通の社会生活を送れることを実感してほしい」と話した。営業は火〜土曜の午前11時〜午後6時まで。

2012年11月16日金曜日

新作パン:東北女子大と障害者施設が共同開発 青森

毎日新聞 
知的障害者らの就労支援施設「エイブル」(弘前市若葉2)と、東北女子大(同市清原1)が共同開発した低カロリーの新作パンが完成し、15日から同大ホールで訪問販売された。初日は午前11時半の開始から20分もたたないうちに、用意したパン40個が完売する人気ぶり。今後、学生の意見を聞きながら新商品の開発を進め、学外での販売も目指す考えだ。藤森健吾所長(30)が「学生向けの新商品を作り販路を広げたい」と今村麻里子・同大家政学部講師に相談し、今村ゼミの学生も交えて「栄養計算されたヘルシーで低価格の、ごはん代わりになる総菜パン」(今村講師)の開発が今年3月から始まった。

2012年11月15日木曜日

知的障害者、明るい作風で 17日から上映 神奈川

読売新聞 
知的障害者の現実をユニークな視点で表現した自主制作映画「39(サンキュー)窃盗団」が17日から、川崎市麻生区の市アートセンターで上映される。監督・脚本は、同区の日本映画学校(現・日本映画大学)出身の映画プロデューサー押田興将(こうすけ)さん(43)。実弟でダウン症の清剛(きよたか)さん(35)を主役に起用、もうひとりの弟の大(ひろし)さん(37)を介添え役に配し、重いテーマを明るい作風に仕上げた。「サンキュー」は、心神喪失者の行為は罰しない、心神耗弱者の行為は刑を軽減する――と定めた刑法39条を指す。上映は12月21日まで。副音声ガイド、日本語字幕、託児サービスもある。チケットは一般1500円、学生1300円、シニア1000円、高校生以下800円。

2012年11月14日水曜日

発達障害者の特別支援学校、開校半年 出席率96% 徳島

朝日新聞 
全国初の発達障害者の特別支援学校として4月に開校した小松島市の県立みなと高等学園が13日、「入校前は27人中7人が不登校だったが、この半年間の出席率は96%となった」と開校後の成果を明らかにした。学園は、発達障害の生徒たちを社会的、職業的に自立させるため、商品の仕入れから収支決算をするまでの一連の工程を学習する「販売実習」や、毎週末に全ての生徒にカウンセリングを実施。出席率も上がり、生徒たちからも「学校が楽しい」という声が寄せられているという。

障害者の芸術考える 鹿野でセミナー 鳥取

朝日新聞 
障害がある人の表現活動の広がりと、アートの可能性について学ぶ「福祉をかえるアート化セミナー」が17、18の両日、鳥取市鹿野町の「鳥の劇場」で開かれる。全国的に活躍する福祉施設の管理者やアートの実践者が、施設での活動について報告する。セミナーは障害者のアートな取り組みを鳥取にも根付かせたいと、「鳥の劇場」が主催。障害者の芸術的な作品を販売し、収入につなげる活動で有名な財団法人「たんぽぽの家」(奈良市)に協力を仰いだ。定員は、各日100人で、参加費は両日の場合は5千円、1日のみは3500円。会場には県内の福祉施設で知的障害者が描いた様々な絵画も展示。

福祉作業所がキャラグッズ製作 静岡

読売新聞 
県内の障害者授産施設で、浜松市の「出世大名家康くん」や磐田市の「しっぺい」など、ご当地キャラクターの関連グッズを製作する動きが広がっている。不況で自動車メーカーなどからの下請け業務が減少傾向にある中、人気上昇中のキャラを利用して売り上げを確保するためだ。施設では従来、自動車部品の組み立てなど、景気に大きく左右される下請け業務しかなかった。だが、2年ほど前、缶バッジ製作の機械を導入。当初は地元のイベントに出向き、客から依頼された写真をその場で缶バッジにして販売していたが、今春、市観光協会からの依頼を受け、しっぺいバッジの製作に乗り出した。

2012年11月13日火曜日

学びの場 知的障害者に 北海道

北海道新聞 
知的障害者に学びの場を提供する「オープンカレッジinきたみ」が10日、北見工大で開かれ、市内外から計13人が受講した。北見工大と日赤看護大のボランティア学生らでつくる実行委(佐伯奈々花委員長)と、ダウン症の子どもを持つ家族の会の共催で、今年で9回目。日赤看護大2年の佐伯さんは「最初はぎこちなかったけれど、すぐに受講生と打ち解けた。楽しいですね」と話していた。

2012年11月12日月曜日

おうみのお店:美輪湖マノーナファーム 滋賀

毎日新聞 
明るい温室に、青々としたホウレンソウやルッコラなどの葉物野菜が育つ。土を使わない“野菜畑”は温度や湿度が保たれ、作業員が収穫に励んでいる。大津市真野地域の住宅街に昨春オープンした「美輪湖マノーナファーム」は、障害者と健常者が共に働く県内初の水耕栽培施設だ。現在は知的障害者ら21人が、5種の野菜を生産・販売している。経験のない農業への参入とあって、企業の協力で半年かけて技術を学んだ職員たちが安全な野菜作りを指導する。約18アールの温室にはモーツァルトの名曲が流れ、作業員が種をまき、生育を見守る。毎月3トンを収穫し、スーパーや旅館などに出荷するほか、施設で直販も行う。

支援施設の生徒らカレンダーの原画作成 佐賀

読売新聞 
佐賀県鳥栖市原古賀町の知的障害者支援施設・県立九千部学園(古賀千加子園長)の生徒が、来年用の版画カレンダーを作っている。生徒が描いた原画を使用しており、学園側は「多くの人に使用してもらいたい」と呼びかけている。同学園の生徒は、自立生活に向けて、買い物や調理などの生活訓練や、職場体験などの職業訓練に3年間取り組み、企業などへの就職を目指す。カレンダー作りは、仕事体験の一環。作業は9月に開始し、節分(2月)や梅雨(6月)、十五夜(9月)などをテーマにして、月別に原画を作成。その後、版画にして仕上げる。今月下旬までに約300部を作り、自治体などに無料配布するほか、一部は一般販売を予定している。

表現さまざま 特別支援学級生の作品展 愛媛

愛媛新聞 
愛媛県今治市の小中学校の特別支援学級などに通う児童生徒の力作が並ぶ「手をつなぐ子どもたちの作品展」が同市東門町5丁目のフジグラン今治で開かれている。知的障害者や発達障害者の保護者らでつくる市手をつなぐ育成会が設立50周年を記念して開いた。14日まで。

2012年11月11日日曜日

特別支援校また体罰 埼玉

朝日新聞 
上尾市の県立上尾かしの木特別支援学校(中内光輝校長)で、女性教諭が体罰によって女子生徒に打撲傷を負わせていたことが9日、朝日新聞の取材でわかった。学校側は「行きすぎた指導だった」と保護者に謝罪。7月に三郷市内の特別支援学校で発覚した体罰問題の反省は生かされなかった。

こども発達支援センター:発達障害児を支援 備後地域6市2町の共同運営、診療所開所 岡山

毎日新聞 
県境を越えた備後地域6市2町の共同運営による就学前の発達障害児向け診療所「こども発達支援センター」(広島県福山市三吉町南)が開所した。県をまたいだ複数自治体の共同運営による同様施設の整備は全国でも初という。完全予約制で診察を受け付け、年間800人ほどの診察を目指す。クッキーは一口サイズのボール型で、1袋5個入りが315円。味は和三盆、ユズ、番茶の3種類で、それぞれ上板町、那賀町(旧木頭村、旧相生町)といった産地から原材料を仕入れている。アレルギー体質の人に配慮して卵は使わず、素材本来の風味を引き立たせた。

産素材を活用し手作りクッキー 阿南の知的障害者施設 徳島

徳島新聞 
阿南市那賀川町敷地の知的障害者施設「シーズ今津」が、徳島県産の和三盆や番茶を材料に使ったクッキーを開発し、東京・有楽町のアンテナショップ「徳島・香川トモニ市場」で販売を始めた。売れ行きは好調で、施設利用者は追加納品の作業に追われている。今後、味の種類を増やし、徳島ならではのお菓子として定着を目指す。

2012年11月10日土曜日

旭川荘に障害者医療の新病棟 岡山

山陽新聞 
社会福祉法人・旭川荘(岡山市北区祗園)は11月下旬、障害者の医療施設「旭川荘療育・医療センター」の新病棟建設に着手する。他病院の新生児集中治療室(NICU)を退院した重症心身障害児を受け入れる病室や、発達障害児専門の診察室などを新設。障害者や家族が地域で暮らしながら必要な支援が受けられる総合施設として、2014年秋の開設予定。

中原特別支援校、職業コース新設 佐賀

佐賀新聞 
佐賀県教委は来年度、県立中原特別支援学校(三養基郡みやき町)の高等部に「職業コース」を新設する。物流倉庫の作業を模擬実習できる訓練棟を建設。コースには知的障害のある生徒5、6人を見込み、一般企業への就職につなげる。県は同校をモデル校と位置づけ、成果や課題を踏まえて他校での職業コース設置を検討する。同校高等部で知的障害のある生徒数は毎年10人程度で、このうち約半数のコース希望を見込んでいる。高等部2年からコースを選択できる。

築90年以上の建物を改修 奈良

朝日新聞 
奈良市中心部の商店街に残っていた築90年以上の町家が、カフェとして生まれ変わった。障害のある人に働く場を提供し、接客を通じて住民らとの交流につなげる狙いがある。障害者への就労支援活動などをしている奈良市のNPO法人「COM」が、10月中旬にオープンさせた「Machiya わ Cafe 壺音洞(こいんどう)」(奈良市小西町)。現在はNPO法人のスタッフだけで運営するが、近く障害者約20人が接客や調理に加わる。午前11時~午後5時(日・月曜定休)。

つぶらなカボスの原料調達 障害者が助っ人 大分

大分合同新聞 
行政や農業団体などでつくる県カボス振興協議会は、生産者の高齢化で収穫が難しくなったカボス農園と障害者の働く機会を求める社会福祉法人を橋渡しして収穫作業の人手を確保する取り組みを始めた。全国で売れている飲料「つぶらなカボス」の原料調達を強化する一環。近年は実ったまま放置される園もあり、廃園を防ぐ対策にもつなげる。

障害者バンドが福岡市で11日に公演 福祉関係者が奔走し実現 福岡

西日本新聞 
2009年に亡くなったロックミュージシャン忌野清志郎さんが、そのエネルギッシュさから「ロックンロールの原点」と評した、神奈川県の知的障害者らのロックバンド「サルサガムテープ」のライブ公演が11日午後1時半から、福岡市中央区舞鶴2丁目の市少年科学文化会館である。福岡市自閉症協会など市内の福祉関係者が実行委員会をつくり、開催にこぎつけた。準備に奔走した同協会の小柳浩一会長(59)は「障害者が打ち鳴らす元気なリズムに身を委ね、障害は個性だと体感してほしい」と話す。

2012年11月9日金曜日

東大と慶応大、小脳のシナプス形成過程の可視化に成功

マイナビニュース 
東京大学と慶應義塾大学(慶応大)は11月8日、マウスの神経細胞を用いて、運動制御を担う小脳においてシナプスが形成される過程を可視化することに成功し、その形成過程で神経線維から「小さな突起」が伸び、シナプスの成熟を促すことを発見、さらに小さな突起は、神経細胞が分泌する「Cbln1」、神経伝達物質のグルタミン酸をとらえるための「デルタ2型グルタミン酸受容体(デルタ2受容体)」、シナプス前終末に存在する細胞接着分子の「ニューレキシン」の3つのタンパク質の相互作用により形成されることを解明したと発表した。

個性豊か絵画や書各務原であすから障害者ら作品展 岐阜

読売新聞 
各務原市を中心に障害者と芸術家の作品を集めた「アートのちから展」が10日から、同市那加門前町の市立中央図書館で始まる。芸術作品を通して障害者への理解を深めてもらおうと市が昨年12月、障害者と芸術家が協力した作品展を初めて企画し、今回が2回目。同市社会福祉課は「公募で選ばれた創造性あふれる障害者の作品をぜひ見に来てほしい」と来場を呼びかけている。入場無料。25日までだが、12、13、16、19日は休館。

就労支援「元気創造事業」が成果 北海道

釧路新聞 
働くことが可能な障害者の就労支援を目的に、釧路市が行っている職員提案の「元気創造枠」雇用推進事業で、今月から2人の障害者について、市内大手ホテル・旅館業者でのトライアル(試行)雇用が始まった。来年春までにこのほか企業28社が障害者の受け入れを検討しており、事業を進める同市福祉部は「障害者雇用の成果は出始めたがまだこれから。中小企業含め今後も理解を呼び掛けたい」と話している。

障害者受け入れ施設にグループホーム追加  静岡

静岡新聞社 
県は7日までに、地域の身近な高齢者施設への障害児・者受け入れを促進するため、障害者自立支援法に基づく受け入れ対象施設にグループホーム(指定認知症対応型共同生活介護事業所)を追加することなどを求める構造改革特区提案を内閣府に提出した。高齢者施設を活用した保育ママ事業の展開を目指し人員配置など各種基準の緩和も盛り込んだ。

リンゴかりんとう好評 障害者施設で製造販売 青森

河北新報 
青森県弘前市の障害者のための多機能型事業所「いわきの里」で手作りしている、無農薬栽培のリンゴを使ったかりんとうが好評だ。1日に300袋作っても注文に追い付かないほど。地域の魅力発信や、障害者の就労支援拡大に期待を集めている。かりんとう作りは障害の程度に合わせて作業を分担できるため、全国の福祉施設の作業所で取り入れられている。いわきの里でも、18歳~50代の利用者18人が、揚げむらの選別やうちわで余熱を取る係を分担している。売り上げは利用者の工賃として還元。県内の障害者就労支援施設の利用者に支払われる平均月額工賃は、2010年度で約1万円だが、いわきの里では多い人で5~6万円にまで増えた。

2012年11月8日木曜日

自閉症男性の絵画、釜石の自宅で発見 20日まで大槌で展示 岩手

河北新報 
岩手県花巻市の知的障害者施設に入所する小林覚さん(23)=釜石市=の絵が、東日本大震災の津波で被災した自宅から奇跡的に見つかった。小林さんの才能を見いだした養護学校時代の恩師が丁寧に洗浄するなどし、作品は輝きを取り戻した。自在な線と豊かな色彩で見る人を前向きな気分にさせる作品の数々は、岩手県大槌町のギャラリーに展示され、被災地を明るく照らしている。作品展は、大槌町にあるギャラリー「ベルガーディア鯨山」で20日まで開かれている。よみがえった作品7点をはじめ、絵画や書計十数点を展示。絵はどれも美しい色合いで明るく、見た人を前向きな気分にさせる。

ひろしまS−1サミット:障害者支援施設で製造の菓子類品評会 広島

毎日新聞 
障害者支援施設で製造された菓子類の品評会「ひろしまS−1サミット2012」を24日、中区の紙屋町シャレオ中央広場で開催する。県内事業所の10品と、他の中国地方4県からの4品の計14品から、来場者の投票や審査委員の評価でグランプリ(最優秀賞)を決める。他の中国4県から推薦のあった4品目を招待し、各事業所は500食を用意する。チケット(当日500円)購入者は全品を試食でき、上位3品をシールで投票する。製菓や料理の専門家らの審査委員票を合わせて、グランプリを決定する。

障害者就労支援「カフェ」、2号店が7日にオープン 神奈川

カナロコ
障害者の就労を支援するための店舗「カフェさぶれ」が8日、高砂コミュニティセンター(茅ケ崎市中海岸)内にオープンする。茅ケ崎市が市障害者施設連絡会に運営を委託している同様の店舗「サザンポ」の2号店という位置づけ。同センターは「サザンポ」から徒歩3分に位置し、1階のフリースペースでコーヒーや紅茶など飲み物を中心に提供する。オリジナルの手作りサブレもある。「さぶれ」の営業は火~土曜日の午前11時~午後4時。

2012年11月7日水曜日

福祉パス有料化賛成62% 横浜市意見募集 神奈川

読売新聞 
地下鉄やバスなどを無料で利用できる「福祉特別乗車券(福祉パス)」の有料化を検討している横浜市は、障害者自身と一般市民を対象に意見募集を行った結果、有料化に「理解できる」と賛成する意見は62・3%、「理解できない」と反対する意見は28・3%だったと公表した。市の有料化案では、利用者に年間3200円の負担を求める一方、すでに交付されている約4万9000人に加え、これまで福祉パス交付の対象外だった軽度の知的障害者約7800人を新たに対象にする。

つながるひろがるアート展:障害持つ人の絵画130点紹介 栃木

毎日新聞 
障害を持つ人たちの絵画を紹介する「つながるひろがるアート展」(実行委員会主催)が、那須町を中心にした9会場で開催中。25日まで。入場無料。特異な才能を発揮する同町在住の17〜66歳の19人が、クレヨンや水彩、パステル画など計約130点を出展。分散展示している。会場は▽ギャラリーバーン▽ホテルエビナール那須▽那須どうぶつ王国▽1988CAFE SHOZO▽那須高原の宿山水閣▽森林ノ牧場 那須▽アート・ビオトープ那須▽キャンドルハウスシュシュ▽菅間記念病院。

2012年11月6日火曜日

干支の置物巳ごと! 相生のふれあい工房 兵庫

読売新聞 
相生市矢野町真広、ふれあい工房明日菜蕗(あすなろ)で、障害者らが来年の干支(えと)・巳(み)にちなんだヘビの置物作りに取り組んでいる。同工房は、県立赤穂特別支援学校の元校長、別井照代さん(71)が障害者と住民との交流の場とし、2001年に自宅を改装して開設した。来年初めまでに約100個を作るという。1個450円から販売。

障害者の作品 カレンダーに 山口

読売新聞 
障害者福祉サービス事業所「周南あけぼの園」(周南市久米)の利用者が描いたイラストなどを収録した2013年のカレンダーが完成した。同園などで販売している。カレンダーを作ったのは、絵画や粘土細工などを制作、販売している同園の「アトリエnon」事業部のメンバー6人。日頃の創作活動を知ってもらい、利用者の賃金アップにつなげようと、07年からカレンダーを作り、収益を利用者の給与に充てている。カレンダーは見開きA3サイズの壁掛けタイプ(1000円)と卓上タイプ(木製スタンド付き1500円、スタンドなし1000円)の2種類。

2012年11月5日月曜日

障害者の芸術ずらり アート・エキスポ開幕 島根

MSN産経ニュース 
障害者が手掛けた芸術作品の見本市「チャレンジドアート・エキスポ・イン・ジャパン2012」が4日、松江市西浜佐陀町の松江イングリッシュガーデンで始まった。絵画や工芸品など約500点の独創性あふれる作品が並び、初日から訪れた人を楽しませた。障害者が制作した作品をビジネスの視点からとらえようと、作品をインターネットなどで販売するNPO法人「サポートセンターどりーむ」(島根県出雲市)が企画。山陰両県をはじめ東京や新潟などの福祉施設や個人から作品が集まった。11日まで。入場無料。午前10時~午後4時半。

県文化財の織物工場で障害者と作家、作品展示 栃木

下野新聞 
樺崎町の知的障害者施設「ルンビニー園」の園生と、地元現代美術作家らによる作品展「TAN・BI テキスタイル in パラダイス」が3日、助戸公民館ホール棟で始まった。織物や絵画、オブジェなど約70点が展示され、型にはまらない自由な作風が訪れた人の心をとらえている。11日まで。

2012年11月4日日曜日

バイオリンコンサート:広汎性発達障害のプロ音楽家・広沢大介さん、9日大阪市で 大阪

毎日新聞 
広汎性発達障害を持つバイオリニスト、広沢大介さん(31)=大阪市住之江区=の定期コンサートが9日午後6時半から、大阪市中央区大手前1のドーンセンターホールで開かれる。広沢さんは7歳からバイオリンを始め、01年にポーランドで開かれた障害者のための国際音楽祭で特別賞を受賞した。06年からプロ宣言し、介護施設で働く傍ら、小中学校や福祉施設などで演奏活動を続けている。開場は9日午後5時半。参加協力券2000円。

障害者アート:手織り小物400点即売 16日から、京都・北白川で 京都

毎日新聞 
障害のある人の表現活動を支援する「たんぽぽの家アートセンターHANA」(奈良市)は16日から京都市左京区北白川の雑貨店「ちせ」で手織り作品の展示販売会を開く。奈良以外で手織り作品を紹介する機会は初めてといい、スタッフの北野しのぶさん(30)は「メンバーが心を込めて織った作品で心を温めていただければ」と話している。12月2日まで。午前10時〜午後6時(土日は午後7時)。

2012年11月3日土曜日

知的障害の長男を刺す 母親を殺人未遂容疑で逮捕 愛知

朝日新聞 
知的障害がある長男(16)を包丁で刺したとして、愛知県警西署は2日、名古屋市西区城町、無職橋本千晶容疑者(49)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕し、発表した。長男は肩などにけがをしたが、命に別条はないという。橋本容疑者は「息子が言うことを聞かなかった」と容疑を認めているという。

飲み薬併用、メリット考え処方 美濃の男児死亡で医師見解 岐阜

岐阜新聞 
日本脳炎の予防接種を受けた美濃市の男児(10)が急死した問題で、男児に薬を処方していた岐阜市のかかりつけ医(52)が1日、取材に応じ、処方した2種類の薬の組み合わせを厚生労働省が併用禁止と定めていることについて、「知っていたが(自閉症などの症状が治まる)メリットを考えて処方してきた」と語った。男児は2010年5月中旬に初めて来院。医師は、自閉症によるパニック症状を軽減する薬など3種を処方していた。このうち興奮を抑える「オーラップ」と、今年9月に初めて処方した夜尿を防ぐ「ジェイゾロフト」が併用禁止だった。男児の死因は県警が調査中。薬の併用や、予防接種と因果関係があるのかどうかは分かっていない。

新教育の森:福岡に「ホースセラピー」サークル 障害児が乗馬体験 平衡感覚、情緒安定に期待 福岡

毎日新聞 
福岡市の理学療法士、玉井香織さん(37)が、馬との触れ合いを通して心身の回復を図るホースセラピーのサークルを立ち上げた。障害のある子どもたちが対象で、平衡感覚が身に着いたり、情緒が安定するなどの効果が期待できるという。玉井さんは「セラピーを通して子どもたちの可能性を広げたい」と意気込む。玉井さんはホースセラピーに関わる理学療法士や作業療法士ら全国のリハビリの専門家約30人でつくる「乗馬リハビリテーション研究会」にも参加。メーリングリストで連絡を取り合い、半年に1度勉強会を開いているという。チャレンジドホースサークルの体験乗馬は2500円。

障害者の手作りパン好評 青森市のNPO、開店1カ月 青森

MSN産経ニュース 
障害者の就労を支援している青森市の特定非営利活動法人(NPO法人)「大一朝日・サポート」(太田竜生理事長)は、同市にパン店をオープンさせ、障害者雇用に一役買っている。開店から1カ月が経過し、顧客からも好評。来年には五所川原市内に野菜工場を開設する予定で、太田理事長は「少しでも将来に希望が持てるような取り組みをしていきたい」と、意欲を見せている。パン店「パパンがパン」は青森市中央2の4の6

田村一二の足跡から知的障害者理解を 八ケ岳南の学校で作品展 長野

長野日報 
富士見町信濃境で開校準備を進めている地域コミュニティー施設「八ケ岳南の学校」は3日から、知的障害者教育の先駆者、田村一二(1909~95年)と田村が創設した知的障害者更生施設「一麦寮(いちばくりょう)」(滋賀県湖南市)の寮生の作品展を開く。25日まで。入場無料。23日は午後1時から信濃境公民館で、田村一二原作の映画「手をつなぐ子等」を上映、午後3時からは吉永さんの講演会もある。夢屋と共催で、午前10時30分からはバザーも行う。

ウイズ・アート展:障害者の力作50点 あすから紀美野で 和歌山

毎日新聞 
絵画展「ウイズ・アート展」が3日から、紀美野町小畑の「八幡工房Gallery Hachi」で開かれる。障害者支援施設「ウイズ」(和歌山市和田)の利用者約30人が描いた作品を25日まで、毎週土、日曜日に展示する。障害者の就労や生活を支援するウイズは余暇活動として毎月、絵画教室を開いている。指導者は独立美術協会会員で画家の山本実さん。入場無料。午前10時〜午後5時。

2012年11月2日金曜日

子ども発達支援 新拠点 福山に広域施設 広島

読売新聞 
発達障害のある子どもの診察や育児支援の拠点「こども発達支援センター」が1日、福山市三吉町の福山市保健センター内に開所する。福山、尾道、三原、府中各市と世羅、神石高原両町、岡山県笠岡、井原両市が共同運営。31日に関係者ら約100人が出席して開所式が行われた。保健センターの1、2階を改修した約2000平方メートル。診察室や相談室のほか、遊具を備えた発達支援室や保護者らの交流室も設けた。常勤医師1人、保健師2人、作業療法士1人らで対応に当たる。地域の医療機関などとも連携を図り、継続的な支援を行うとする。予約制で受け付けは平日の午前8時30分~午後5時15分。

発達障害児:県内5大学・短大が療育支援 幼児教育者に専門知識を 佐賀

毎日新聞 
自閉症など発達障害のある幼児の療育について専門知識のある幼稚園教諭と保育士(幼保専門職業人)を養成する取り組みが、来年度から佐賀大など県内5大学・短大で始まる。支援が必要な幼児が増加していることを受け、5校が連携して、発達障害の幼児が必要な療育を受けられる体制作りを目指す。佐賀大によると、連携するのは、佐賀大▽西九州大▽九州龍谷短大▽佐賀女子短大▽西九州短大。幼保専門職業人の養成にあたり、5校が(1)発達障害などをテーマとする共通教育プログラムを開発(2)県や市町とも連携した「大学間発達障害支援ネットワーク」を構築−−して療育ニーズに適切に対応することを目指す。

障害や発達に不安 子どもの成長記録 石狩市「サポートブック」作成 北海道

北海道新聞 
市は、障害があったり、発達に関して心配がある15歳までの子どもの成長過程を整理して記録できる「サポートブック」を希望者に配っている。保護者が子どもの状態を関係機関に正確に伝えて情報を共有しやすくするのが目的で、市内の小中学校や市こども発達支援センターなどに置いている。サポートブックはA4判。子どもの成長に応じ、支援を受けた機関名や福祉制度の利用状況、保護者が子どもにどう接してきたか、第三者に配慮してほしい点などを項目ごとに記載できる。ファイル形式のため、用紙が不足した場合は市のホームページからダウンロードして足すことも可能だ。

2012年11月1日木曜日

皇太子さま、秋田市で特別支援拠点を視察 秋田

読売新聞 
秋田県を訪問中の皇太子さまは31日午前、特別支援学校や医療施設を集約した秋田市の「あきた総合支援エリアかがやきの丘」を視察された。皇太子さまは、特別支援学校の生徒たちが歌やダンスを披露したり、マッサージの実習をしたりする様子を見学し、「好きな科目は何ですか」「元気でね」と笑顔で声を掛けられていた。

スウィーツ甲子園:障害者の賃金向上へ支援 11府県から15施設、味やアイデア競う 兵庫

毎日新聞 
障害者施設などで作るお菓子の味やアイデアを競う「スウィーツ甲子園」が11月3日、神戸市中央区の元町商店街で開かれる。県内2施設に加え、東日本大震災被災地の岩手、宮城、福島の3県など計11府県から15施設が参加。いずれも地元食材の特色を生かした本格的な作品ばかり。施設利用者が丹精込めて作り上げたお菓子を試食できる一般の投票と菓子の専門家の審査でグランプリを選ぶ。県と障害者の就労を支援するNPO法人「兵庫セルプセンター」が企画し、今回で4回目。コンテストでの入賞という付加価値をアピールすることで販路拡大を目指し、障害者の賃金向上を促す。

障がい者アーティストと気鋭デザイナー10人がコラボ 東京

銀座経済新聞 
クリエイションギャラリーG8(中央区銀座8)で10月30日、アウトサイダーアーティストと気鋭若手デザイナーとのコラボ展「Artbility meets 10 designers」が始まった。社会福祉法人「東京コロニー」では1986(昭和61)年、障がい者が手掛けるアウトサイダーアート作品を審査・登録して保管し、ポスターや冊子の表紙などの媒体に貸し出すことで作者に使用料を支払うシステム「障害者アートバンク」を構築。2001年からは「障害者」という冠を外した「アートビリティ」へと名称変更し、現在は約200人の作家による約3200点の作品をアーカイブしている。アーカイブ作品の中からデザイナーが自身の作風や好みに合う作品を選び出してポスターなどに仕上げる同企画。アートビリティと企業・社会との接点を増やすのを目的に、アートビリティ選定委員の一人でもあるデザイナー・福島治さんがプロデュースした。

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